『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』ネタバレ言ったらバーガー無料、ドイツのバーガーキングで暗黒極まりないキャンペーン登場

鬼の所業……シスの所業である。
ドイツのバーガーキングが、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』ネタバレ情報と引き換えにワッパー(バーガーキング定番のハンバーガー名)を無料で提供するキャンペーン「ネタバレワッパー(The Spoiler Whopper)を展開するらしい。米The Hollywood Reporterが伝えている。
客は、バーガーキングのスマホアプリをインストールして、クーポン名を口に出してオーダーするだけでワッパーを無料で食べることができる。ただし、そのクーポン名が『スカイウォーカーの夜明け』の重大なネタバレになっているのだ。例えば、「若き悪役は、若き女剣士に◯◯◯して◯◯◯ワッパー」とか……。
でも、『スカイウォーカーの夜明け』はまだ世界公開前なのに、なぜネタバレ情報が?実はバーガーキング、ドイツ圏の映画情報サイトfilmstarts.deに依頼して、ネット上でネタバレ情報をリサーチさせたのだとか。だから、『スカイウォーカーの夜明け』が公開されれば、「素晴らしい、全て間違っている」内容なのかもしれない。
真偽は不明で、重要な部分は伏せられたネタバレ文とは言え、念には念を入れて、ここでその内容を記すのは控えておこう。
ともかく、キャンペーンの様子を収めた動画に見られるネタバレ応酬の様子は非情だ。どうにか手に入れたワッパーの外箱を明けると、フタの裏にもネタバレ情報が記されており、しかも音声で読み上げられる始末。ふと店員に目をやれば、制服の背中にもネタバレ文。ポテトにもネタバレ文。ドリンクのストロー部分にもネタバレ文。アナキンが嫌った砂みたいに、どこにでもネタバレが入り込んでくる。
店を訪れたスター・ウォーズ・ファンは、何も見ないようにしながら、また耳を塞ぎながら、決死の思いでワッパーにありついている。食べ物に釣られてはいけないって、『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)惑星エンドアでイウォーク族の罠にかかったチューバッカを見て学んでおくべきだったね。
ちなみにこのキャンペーン、著作権関連に厳しいディズニー社としても黙っていられないはずだ。ところがバーガーキングは、このキャンペーンで『スター・ウォーズ』とは一言も語っていない。ネタバレ文に登場するキャラクター名も、「若き女性剣士」とか「毛だらけの吠えるクリーチャー」とか「死んだフードのヴィラン」と、徹底して固有名詞を避けている。映像では「ワッパーと共にあれ」と口にされているが、これはなかなか際どいのでは……。
なおドイツのバーガーキングと言えば、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)公開時にはライバルのマクドナルドを牽制して、『IT/イット』上映後に「ピエロを信じるな」というメッセージを流すというキャンペーンを行ったこともある。ハンバーガーも話題作りもウマい。
▼公開されたらネタバレの前に観に行こうぜ
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Source:THR