この記事には、映画『スター・ウォーズ／スカイウォーカーの夜明け』のネタバレが含まれています。すでに作品を鑑賞された方向けの内容となりますのでご注意下さい。なお、このページをSNSにてシェア頂く際は、記事内容に触れないようお願い致します。

ラストシーン、カイロ・レンとレイのキスはなぜ？

『スター・ウォーズ／スカイウォーカーの夜明け』ラスト、エクセゴルでパルパティーンとの戦いに勝利したレイとカイロ・レン。レンは力尽きたレイの腹部に手を当て、フォースの生命力を彼女のためにすべて注ぎ込む。するとレイは目を覚まし、ふたりは躊躇いもなくキスをする。

ここでレイとレンがキスをするべきか、しないべきかは、シーン完成の直前まで試行錯誤を繰り返していた様子だ。複数のバージョンのカットを様々に試していたというメリアン・ブランドンは、次のように語っている。

「私がいつも言っていたのは、“キスすべきかどうかは、映画が教えてくれるはず。製作が最終段階を踏む頃には、どうすべきか分かるはずですよ”ということです。それで、これはキスするべきだなって感じたんです。J・Jも賛成してくれて、映画を観た他の人たちも賛成で。」

このキスシーンは、ファンの間で賛否が分かれるところだ。メリアンはそれも承知の様子で、「万人受けはしないと思いますよ。キスをして欲しくなかったと思う人もいるでしょう」と認める。

「でも、この映画は全員を喜ばせることはできない。それはレビューにも表れていると思います。好きな人は好きになるし、嫌いな人は嫌いになる。これこそがスター・ウォーズですよね。」

キスの後、レンはこの3部作の中で初めての笑顔を浮かべ、そのまま力尽き、ジェダイのように実体を消してしまう。ここでアダム・ドライバーが見せた笑顔の演技を称えるメリアンは続ける。

「彼にも救済があったんですよ。それも、とても美しい救済が。彼が消えると、レイアも消える。きっと2人は一緒だったんでしょう、そう思いたいです。」

受け手によって様々な意見が聞こえる、カイロ・レンとレイのキス。『スター・ウォーズ』には印象的なキスシーンも多いが、続3部作を象徴するこの口づけ、あなたはどう思っただろう。

映画『スター・ウォーズ／スカイウォーカーの夜明け』は2019年12月20日（金）より公開中。

Source:Huffpost