ヒーローとヴィランの学校が舞台のファンタジー小説がNetflixで映画化、『ゴーストバスターズ』ポール・フェイグ監督が就任

リブート版『ゴーストバスターズ』(2016)や『ラスト・クリスマス』(2019)などで知られるポール・フェイグ監督が、人気ファンタジー小説シリーズ『The School for Good and Evil』をNetflixにて映画化することがわかった。米Deadlineなど複数の海外メディアが報じている。
『The School for Good and Evil』シリーズは、アメリカ出身の作家ソマン・チャイナニによるベストセラー作品。物語は、ごく普通の少年少女たちをおとぎ話のヒーロー・ヒロインとヴィランにするための訓練学校を舞台に、親友同士の少女ソフィーとアガサの冒険を描く。プリンセスに憧れるソフィーが、ヒロインを育成する「School for Good」に入ることを望む一方で、アガサはヴィランのための学校「School for Evil」が自分にしっくりきている様子。しかし、2人は意思に反して反対の学校に入れられてしまい、逆転した運命を辿ることに…。
本シリーズは、2013年に第1作が出版されて以来、第6作まで発表されている。世界30ヶ国語に翻訳されており、累計実売部数は250万冊を突破。最終章となる第7作目『The School of Good and Evil: One True King』も、2020年6月2日より米国発売予定となっている。
共同脚本を務めるのは、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(2012)『メリー・ポピンズ リターンズ』(2018)などで知られるデヴィッド・マギーと、『クレイジー・パーティー』(2016)のローラ・ソロン。フェイグは、監督のほか製作も兼任する。ほか製作には、原作者のチャイナニ、ディズニー映画『マレフィセント2』(2019)のジョー・ロスとジェフ・キルシェンバウム、『トリプルX:再起動』(2017)のザック・ロスらが就任している。
フェイグは、この度の発表に際して「素晴らしくて、感動的で面白く、そして力強いをソマンの本を生み出すことができて本当にワクワクしています」とコメント。「王子様に変身したカエルの気分です」とユーモアを交えながら意欲を示している。
Source:Deadline