【ネタバレ】『ザ・スーサイド・スクワッド』キング・シャークやポルカドットマンの未公開シーンがあった ─ 「いずれ確実にお見せする」とジェームズ・ガン

この記事には、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のネタバレが含まれています。

キング・シャーク、ポルカドットマン&シンカー
『ザ・スーサイド・スクワッド』の完成版は、上映時間2時間12分というボリュームに収まった。しかし米Colliderでは、ガン監督が「ファースト・カットは2時間40分台だった」と明かしている。ここでいう“ファースト・カット”とは、いわゆる「アッセンブリー・カット(assembly cut)」と呼ばれるもので、撮影段階で撮られたシーンをひとまずざっくりと繋ぎ合わせたもの。編集作業の最初の段階にあたるものだ。その後、監督は2時間20分台のバージョンを作り、さらに映像を削除して完成版を仕上げたという。
ガンは「本当に素晴らしいシーンをいくつかカットした」と語っている。注目したいのは、キング・シャークがカップルのキスを窓越しに見ているシーンのロング・バージョンだ。ガンはこのシーンを、「(キング・シャークが)自分はこの世界の一員ではないのだと知り、同時に、この世界の一員になりたいと強く願う場面」だと説明。「実際はもっと長かったんです。とても良いシーンで、単独でもすごく好きだった」と語っている。
もうひとつ強調されているのは、ラットキャッチャー2とキング・シャーク、ポルカドットマン、シンカーが、リック・フラッグとともに装甲車に乗っているシーンだ。なにしろ、ガンは「本当に最高の場面でした。この作品にはすごく良いところがたくさんあるけれど、間違いなくそのひとつだった」と力説。ギリギリまで決断を悩み、編集の最終段階で削除を決めたという。「ピーター・カパルディ(シンカー役)とデヴィッド・ダストマルチャン(ポルカドットマン役)が最高の共演を見せてくれました。カットはつらかった」。

これだけ名残惜しそうに語られているシーンをカットした理由、それは“タイミングの問題”だった。ガンは「この映画はじっくりと時間をかけて(出来事を)描いているし、僕はそれを誇りに思っています。だけど、時間をかけるにはタイミングが違った」と述べ、それゆえに削除を決めたのだと話している。「つらいけれど、これが映画づくりというものだから」。
なお、それぞれのシーンはCGも含めてほとんど完成していたとのこと。ガンは「素晴らしい出来なので、将来的には確実にお見せします」と言い、特典映像としての収録を予告している。
映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は2021年8月13日(金)より全国公開中。
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Source: Collider