DC映画『ザ・スーサイド・スクワッド』ハーレイ・クインは「カオスのきっかけ」に ─ 3度目の登場、マーゴット・ロビーが変化語る

DCコミックスの悪党集団を『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督が新たに映画化する、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』では、20以上のスーパーヴィランが初登場を果たす。そんな悪党たちとファンとの橋渡し的存在であるのが、マーゴット・ロビー扮するハーレイ・クイン。DCの映画作品では3度目の登場となるハーレイだが、本作ではある大きな役割を担っているようだ。英Total Filmにて、演じるマーゴット・ロビーが予告している。
ガン監督が手がける本作では、タイトルの通り“極”が付くほどの悪党たちが集結し、彼らによる殺し合いが行われることも判明済み。ガン監督は、製作の米ワーナー・ブラザース/DCコミックスから「誰を死なせてもいい」と言われたというから、無法地帯と化した悪党たちの大暴れが期待される。
『スーサイド・スクワッド』(2016)『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)に続く再登場を果たすハーレイも、このデスゲームに参加することになる。もっともマーゴットによれば、ハーレイは本作で描かれる「カオスのきっかけ」を作っていくというのだ。いかにして作り出すのかについてはネタバレにあたるからだろう、マーゴットは具体的な説明を避けているものの、脚本に目を通したマーゴットが、本作でのハーレイについてガン監督に伝えた感想が「ハーレイはカオスのきっかけだと思います」だったという。
「彼女は必ずしも物語の中心ではないです」。ハーレイについて、このようにも語るマーゴット。「ときには、プロットポイント※ を他のキャラクターに委ねることは良いことです」と明かした上で、「彼女は一連の出来事全体を起爆する存在になれるんです」と、ハーレイの役どころについて説明している。「彼(ガン監督)もこれには同じ意見だと感じます」。
※主人公に行動を起こさせ、ストーリーを異なる方向へ転換させる出来事のこと。
ところで、3度目の登場となるハーレイに期待することといえば、キャラクター性の変化だろう。マーゴットは「違う監督ごとに、キャラクターのどのような特徴に惹かれるのかを探るのは常に興味深い」と話す。各作品のハーレイが持つ共通点は「原作」にあるのだといい、「それこそ、常にキャラクターを構築してきたものでもある」とマーゴットは語っている。「色んな人の指示によって、彼女は色んな方法で進化していくんです」。
Source:Total Film