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「ウォーキング・デッド」スピンオフ、なぜ宿敵同士のマギー&ニーガンが主役なのか?

ウォーキング・デッド:デッドシティ(原題)
Peter Kramer/AMC

「ウォーキング・デッド」の新たなスピンオフ「ウォーキング・デッド:デッド・シティ(原題)」は、ニューヨークを舞台に、宿敵同士のマギー(ローレン・コーハン)&ニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)を描くシリーズだ。「ウォーキング・デッド」作中で対立していた2人が、揃ってスピンオフの主役を務めるのはなぜだろうか?

本家「ウォーキング・デッド」でニーガンがマギーの夫・グレン(スティーヴン・ユァン)を殺して以来、ニーガンとマギーは長年対立していた。シーズンを重ねて改心していったニーガンだが、最後までマギーの許しを得ることはできなかった。ゆえに、マギー&ニーガンのスピンオフが発表された時、「なぜこの2人が?」と疑問に思ったファンも多いのではないだろうか。

Colliderのインタビューでは、「ウォーキング・デッド」ユニバースのチーフ・コンテンツ・オフィサーであるスコット・M・ギンプルと「デッド・シティ」ショーランナーのイーライ・ジョーンが、この2人を主役に選んだ理由を明かしている。非常に複雑な過去をもつ2人だからこそ、コンビを組ませることに面白さを感じたようだ。

「もしこの世で最も愛した人を殺した人物と行動しなければいけないとしたら、どのように協力し、信頼するでしょうか?ニーガンの場合はその逆です。自分が殺した男の妻と、どうやって共に行動するでしょう?私はすぐさま、この未完の仕事に取り組むことにワクワクしました。」

そんなマギーとニーガンの間にある緊張感は、スピンオフでも途絶えることはなさそうだ。お互い距離を置きたいにも関わらず、2人は協力を強いられることになるという。ギンプルは次のように語る。

「この2人は互いにできるだけ離れていたいのに、一緒にクレイジーで狂気に満ちた世界に放り込まれます。そこには恐怖や、あえて言えば楽しいこと、全く新しい世界の発見もあるのですが、彼らは一緒にいなければならない。クールなこと、楽しいこと、奇妙なことは、ニューヨークで彼らが一緒にいることを余儀なくさせる挑戦なのです。」

またギンプルによると「デッド・シティ」は、「ウォーキング・デッド」未見の人でも楽しめる作品に仕上がっているようだ。

「実を言うと、この物語は今の視聴者にとって信じられないほど有益です。『ウォーキング・デッド』を観たかどうかに関わらず、共感できるものだと思います。イーライの脚本、ローレン・コーハンとジェフリー・ディーン・モーガンの演技のおかげで、シーンや瞬間、表情からその歴史や関係を感じ取ることができるんです。本当に特別な作品になりました。」

ちなみに、「ウォーキング・デッド」で“いい人”になりつつあったニーガンだが、「デッド・シティ」ではかつての悪人キャラに戻る可能性があるとのこと。新天地ニューヨークで、宿敵・マギーとどのような協力関係を築くのか。

「ウォーキング・デッド:デッド・シティ」は、2023年6月に米AMCで公開予定だ。正式な放送/配信日の発表が待たれる。

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    Source:Collider

    Writer

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    KyokoKyoko Okajima

    アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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