「ウォーキング・デッド」スピンオフで昔の「極悪ニーガン」 復活か ─ ジェフリー・ディーン・モーガンが示唆

人気ドラマ「ウォーキング・デッド」(2010-2022)では、ジェフリー・ディーン・モーガン演じる極悪非道なニーガンが、シーズンを重ねて改心していく様子が描かれた。しかし、ニーガン&マギーを主役とした新スピンオフ「ウォーキング・デッド:デッド・シティ(原題)」では、かつての悪人ニーガンが戻ってくるかもしれない。
米Deadlineの取材に応じたモーガンは、「デッド・シティ」の時代設定が「ウォーキング・デッド」最終話の数年後になることを明かし、「その数年の間に、キャラクターたちがどうなるのかがわからないのが問題ですね。その数年のうちに、ニーガンが昔のようなやり方に陥る可能性があります。彼は習慣から抜け出せない生き物で、生き残る術を心得ていますから」と、初期のニーガンが復活する可能性を示唆した。
「仲間と一緒にいた時には別の生存方法があり、彼はその方法に適応しようとしていました。グループから離れたこの2年間に何が起こるか、彼がどんな人物になってしまうのか心配ですね。マギーと再会した時、ニーガンが別人になっていることもありえます。」
もっとも、モーガンは「彼は周囲に順応するし、物事は変わっていくので、あの頃の男に戻らない可能性は十分あります。昔の習慣に戻ろうとするでしょうね」とも述べているため、完全に昔のキャラに戻ってしまうことはないのかもしれない。「昔の習慣」はどのような形で蘇り、描かれることになるのだろうか?
現時点で「デッド・シティ」については、ニューヨークが舞台であること、ニーガン&マギーに焦点が当てられること以外に詳細は明かされていない。メインシリーズでは険悪な関係にあっただけに、モーガン自身もふたりが協力し合うというコンセプトに魅力を感じたと明かしている。
「ふたりはなかなかお互いに機能できないんです。それこそが『デッド・シティ』をすごくやりたいと思った理由です。お互いを憎み合うふたりが協力する方法を見つけなければならない、というところが魅力的だと思いました。(メインシリーズの)前シーズンでは、ふたりが協力し、互いに嫌味を言い合ったり、短気になったりするのが少しだけ見られましたよね。『デッド・シティ』はそれを極限まで高めるチャンスですし、とても興味深いものになると思いますよ。」
ドラマ「ウォーキング・デッド:デッドシティ(原題)」は、2024年4月に米AMCで米国放送・配信予定。
Source: Deadline