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「ウォーキング・デッド」2022年ついに完結、ダリル&キャロルのスピンオフが始動 ─ ユニバースさらに拡大「この終わりは新たな始まり」

ウォーキング・デッド シーズン10
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人気ドラマ「ウォーキング・デッド」が、ついに完結を迎える。製作・放送を務める米AMCは、2021年より放送されるシーズン11をもってシリーズの終了を決定。新たに、ノーマン・リーダス演じるダリル・ディクソンと、メリッサ・マクブライド演じるキャロル・ペルティエのスピンオフシリーズ(タイトル未定)を製作することを発表した。

2010年に始まった「ウォーキング・デッド」は、“ウォーカー”と呼ばれるゾンビがはびこるアメリカを舞台に、人々が衝突しながらも生き抜いていく姿を描き、極限の心理を描くストーリーが世界の人々を魅了した。シーズン10は新型コロナウイルスの影響で製作が遅延しており、第16話が2020年10月5日に日本放送予定。当初の全16話構成から全22話構成に変更され、追加の6エピソードが2021年に撮影・放送されることも決定している。

発表によると、完結編となるシーズン11は史上最長の全24話構成で、2021年後半から2022年にかけて米国放送予定。シーズン10の第16話を除けば、今後30のエピソードが撮影・放送されることになる。

一方、ダリル&キャロルのスピンオフシリーズは、「ウォーキング・デッド」完結後の2023年に米国放送予定。シリーズ開始当初からの出演者はもはや2人だけとなったが、彼らの物語はさらに続くことになる。原案は「ウォーキング・デッド」シリーズのクリエイティブ・オフィサーであるスコット・M・ギンプルと、メインシリーズのショーランナー(制作統括)であるアンジェラ・カンが担当。アンジェラは本作でもショーランナーを兼任する。

「ウォーキング・デッド」メインシリーズは2022年をもって終了するが、ユニバース自体は拡大を続ける方針だ。スピンオフドラマ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」や人気トーク番組「トーキング・デッド」は継続されるほか、新シリーズ「ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド(原題)」が2020年10月に米国で放送開始予定。アンドリュー・リンカーン演じるリック・グライムズを主役に据えた、映画版『ウォーキング・デッド(原題)』も企画が進められているほか、ギンプルによると、新旧のキャラクターが登場する1話完結のアンソロジー・シリーズ「テイルズ・オブ・ザ・ウォーキング・デッド(原題)」も新たに企画中だという。

メインシリーズの終了によせて、ギンプルは「まだ『ウォーキング・デッド』には語るべきスリリングなストーリーがたくさん残っています。この終わりは、さらなる『ウォーキング・デッド』の始まりです」とのコメントを発表した。「新たな物語とキャラクター、おなじみの顔ぶれや舞台、新たな才能、新たな神話。これはグランドフィナーレであり、新しい幕開けへと繋がるもの。革命が近づいています。『ウォーキング・デッド』は続くのです」。

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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