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「ウォーキング・デッド」映画版、コロナ禍を経て「より良い作品になる」 ─ 水面下で準備進行中

ウォーキング・デッド
Norman Reedus as Daryl Dixon, Alanna Masterson as Tara Chambler, Chandler Riggs as Carl Grimes, Andrew Lincoln as Rick Grimes - The Walking Dead _ Season 7, Episode 8 - Photo Credit: Gene Page/AMC

ドラマ「ウォーキング・デッド」(2010-)のスピンオフ作品となる、アンドリュー・リンカーン演じるリック・グライムズを主人公とする映画版『ウォーキング・デッド(仮題)』の進捗状況が新たに判明した。原作・製作総指揮のロバート・カークマンが、自身の製作会社Skybound Entertainmentのバーチャル・パネルイベントにて語った

映画版『ウォーキング・デッド』は、シーズン9をもって出番を終えたリックの“その後”を描く3部作で、第1作はシーズン9の数年後が舞台。シリーズのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるスコット・M・ギンプルは、2020年1月時点で企画は初期段階だと話していた。その後、ハリウッドは新型コロナウイルスの大きな影響を受けたものの、企画・脚本段階にあった本作はひそかに作業が進められてきたとのこと。今回、カークマンは「水面下ではいろんなことが動いている」と話している。

「みなさんには、我々がパンデミックが終わるのをただボンヤリ待っているわけではないことをわかってもらえればと思います。多くの映画は、このパンデミックによって、より良いものになるでしょう。リック・グライムズの映画はそのうちの筆頭です。きちんと準備をして、完璧なものにする時間がたっぷりあるわけですから。」

また、カークマンとともに製作総指揮を務めるデヴィッド・アルパートも、コロナ禍の中、本作の企画を「大々的に進めている」と述べている。いまだ本格始動に向けた準備の最中ではあるが、すでに「とてもエキサイティングで、ユニークで、新しいものになる」と自信をにじませているのだ。

映画版『ウォーキング・デッド』は2018年11月に第一報が伝えられ、2019年夏にティザー映像が公開された。その後、具体的な続報は届けられていないが、カークマンによると「事態が落ち着いたら、この映画についてたくさんお知らせする」とのこと。いずれ到着するであろう新情報に期待しよう。

「ウォーキング・デッド」は、新型コロナウイルスの影響を受けて、シーズン10の最終話(第16話)が放送延期となっている。続くシーズン11のプリプロダクション(撮影準備)はリモートで実施されているとのこと。なお、「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」(2015-)に続く新作ドラマシリーズ「ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド(原題:The Walking Dead: World Beyond)」も米国放送が延期されている。

Source: ComicBook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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