「ウォーキング・デッド」ミショーン役ダナイ・グリラ、シーズン10で卒業へ ─ 米国版新予告編が公開、新シリーズには『キングコング』監督が就任

ドラマ「ウォーキング・デッド」(2010-)でミショーン役を演じてきたダナイ・グリラが、2019年10月から米国で放送されるシーズン10をもってシリーズを卒業することがわかった。7月19日(米国時間)、ポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン」にてダナイ本人が認めた。本イベントでは、シーズン10の米国版予告映像も公開されている。
#TheWalkingDead returns for Season 10 Sunday, October 6th on AMC. It’s going to be wild, guys. pic.twitter.com/W3fb9HlLM6
— The Walking Dead (@TheWalkingDead) 2019年7月19日
米ComicBook.comによると、グリラはイベントのステージにて「(シーズン10は)私がこの最高の番組でミショーンを演じる最後のシーズンになります」とコメント。出演者やスタッフ、ファンに対する感謝とともに、卒業を決めた理由を述べた。
「この役柄を演じることや、ここ(ステージ)にいる人々、また今はここにいない人々、みなさんの全員と一緒に過ごせたことは、私の人生において心から楽しい経験でした。言葉にできないほどの経験をさせていただき、本当に、本当に感謝しています。心残りはまったくありません。『ウォーキング・デッド』ファミリーの素晴らしさは永遠です。2012年に参加してから、そのエネルギーを感じてきましたし、繋がりが絶えることも決してありません。それと今回の決断は関係のないものです。自分の使命や、使命だと感じること、他のお仕事を経験させていただいたことが決め手でした。」

ダナイは女優のほか、劇作家としても活動。「ウォーキング・デッド」への出演後、『ブラックパンサー』(2018)や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)に相次いで出演している彼女は、本作を経て次なるキャリアへと歩みを進めることになる。
またシーズン10には、新キャストとして『アメリカン・ビューティー』(1999)のソーラ・バーチ、ドラマ「スノーフォール」(2017-)「LEFTOVERS/残された世界」(2015-2017)のケビン・キャロルが参加することが発表された。
さらに今回のイベントでは、「ウォーキング・デッド」ユニバース全体にまたがる新情報の数々も明らかになっている。スピンオフ作品「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」(2015-)のシーズン6が2020年に放送されるほか、注目したいのは、2020年春放送の新作ドラマシリーズ(タイトル未定)に、監督として『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)のジョーダン・ヴォート=ロバーツが就任したことだ。同作はゾンビ(ウォーカー)が世界に蔓延する中で育った“新世代”を描く、青春物語的な側面の強い物語となる予定。「ジ・アメリカンズ」(2013-2016)アネット・マヘンドルをはじめ、フレッシュなキャストが集っている。
なお、アンドリュー・リンカーン演じるリック・グリムスを主人公とする映画版の情報は以下の記事に詳しい。
Sources: ComicBook.com, Collider