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「ウォーキング・デッド」シーズン11は 「ZoomやGoogleを使って」脚本作業を継続中

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けながらも、人気ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン11の準備は継続されているという。製作総指揮のアンジェラ・カーンが認めた。

シリーズの製作・放送を務める米AMC局は、2020年3月13日(現地時間)、「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の製作を約3週間にわたり中断すること、「ウォーキング・デッド」シーズン11の撮影準備を延期することを決定していた。その後も新型コロナウイルスの感染拡大は予断を許さず、「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の撮影が、当初の発表通り3週間で再開される可能性は希薄だ。

Deadlineは、この発表が行われた翌週にインタビューを実施。アンジェラは「先週、AMCはすべてのプリプロダクション(撮影準備)を中止することを決定しました。私たちはリモートワークで作業を進めています」と発言し、脚本家チームがそれぞれの自宅から作業を継続していることを明かしている。「撮影は数週間止まっていますが、非常に大きな問題ではありません。Zoomを使ったり、Googleを使ったりして、全員が今も作業にあたっています」

もともと「ウォーキング・デッド」チームは、日常的にリモートワークを取り入れてきた。アンジェラによると日頃からビデオ会議を積極的に導入する、体調不良のスタッフは出勤しないよう呼びかけるなどの措置が取られていたというのだ。「朝9時から夜7時までスマホでミーティングしたこともあります。こっちはSkype、あっちはFaceTime、そっちはZoom。リモートでCGのチェックもしましたよ」。現在、さまざまな企業が仕事のしかたを見つめ直しているが、本作の製作チームの場合、日頃の取り組みが緊急時の対応に役立っているようだ。「パンデミックでなくても、病気の人がいたら電話に切り替える。大したことじゃない、私たちは慣れっこですよ」

新型コロナウイルスの影響を受け、「ウォーキング・デッド」シーズン10最終話(第16話)は放送の延期が決定。そのほか、ユニバース3作目のシリーズ「ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド(原題:The Walking Dead: World Beyond)」も放送延期となっている。

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Sources: Deadline, The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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