「ウォーキング・デッド」リック役アンドリュー・リンカーン、完結編に復帰なるか ─ 映画版の撮影迫る、すべての答えは「数ヶ月以内に」

人気ドラマ「ウォーキング・デッド」が、2021年8月に米国で放送開始となるシーズン11で幕を閉じる。シリーズの完結は2022年の予定だが、ファンの間で話題となっているのが、すでにシリーズを去ったキャラクターの再登場だ。特に大きな期待を集めているのが、アンドリュー・リンカーン演じるリック・グライムズである。
英SFX Magazineは、シーズン11にリックが再登場する可能性をアンドリュー自身に直撃している。すると、アンドリューは「すごくいい質問ですね」と答え、復帰の可能性を否定しなかった。
「簡単に答えると、僕にも分からないことです。そういう脚本になっているとは思いませんが、ありえない話だとは言いません。なぜなら、テレビを作っているみんなは大切な友達だから。彼らは今でも作り続けていて、今も世界に通じる、見事で画期的な番組を生み出している。すさまじい仕事だと思います。」
2019年11月、シリーズの脚本・製作総指揮を務めるアンジェラ・カンは「やってくれるなら出てほしい」「ドアは開いているから、いつでも戻ってきていいんですよ」とアンドリューに呼びかけていた。ダリル・ディクソン役のノーマン・リーダスも、アンドリューに復帰を直談判したことが分かっている。しかし、再登場が叶うかどうかはまだ謎のままだ。
もっともアンドリューは、リック・グライムズを主人公とする映画版『ウォーキング・デッド』が待機中。リックにじっくりと焦点を当てる物語となる見込みで、撮影は2021年春に開始予定と報じられている。今回、アンドリューも「とても楽しみ。なるべく早く撮影を始めるつもりです」とコメント。映画版は3部作の予定で、アンドリューは「契約を結んだのは一作だけではありません。僕がプロデューサーも担当しています」と語った。
「すべての答えは、きっと今後数ヶ月のあいだに分かると思います。言えるのは(映画は)一本だけじゃないということ。一本目をきちんと正しい作品にする必要があったので、予想以上に時間がかかっているんです。もちろん、コロナ禍もありましたしね。スケールを大きく、物語の幅を広くして、リックの現在地を明らかにできるのが本当に楽しみなんですよ。」
ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン11は2021年8月22日より米国放送開始。映画版『ウォーキング・デッド(仮題)』の公開時期は未定。
Source: SFX Magazine, Deadline