「ウォーキング・デッド」最終シーズンは「かつてないものを」 ─ 2022年のシリーズ完結に向けて

2010年にスタートした人気ドラマ「ウォーキング・デッド」が、2021~2022年放送のシーズン11で堂々の完結となる。2021年2月には、最終シーズンを控えた“シーズン10の延長戦”として追加の6エピソードも米国で放送・配信されるが、製作陣はフィナーレに向けて並々ならぬ気合いを注ぎ込んでいるようだ。
FOX TV UKが公開した映像の中で、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのスコット・M・ギンプル氏は「10年を経て、なお『ウォーキング・デッド』は進化し続けます。(シーズン11では)かつて見たことのなかったものをお見せしますよ」と豪語した。シーズン10の第16話『絶体絶命』の幕切れは次なる展開へと繋がるクリフハンガーだったが、脚本・製作総指揮のアンジェラ・カンは「新たな集団が登場し、彼らは能力も装備も十分備わっているよう。それこそが私たちを次の物語に導いてくれるんです」とだけ語っている。
既報によると、完結編であるシーズン11はシリーズ史上最長の全24話構成。シーズン10の追加6エピソードは『絶体絶命』のラストを踏まえ、ダリルやキャロル、ニーガン、マギー、そして“新たな集団”と遭遇したユージーンたちのその後にそれぞれフォーカスを当てながら、それぞれの過去を掘り下げていくものになるとみられる。いわばシーズン11のための助走といえるだけに、当然こちらも見逃せない。
ちなみに「ウォーキング・デッド」はシーズン11をもって終了するが、物語そのものはダリル・ディクソン&キャロル・ペルティエのスピンオフドラマ(タイトル未定)で2023年以降も継続するという。「かつてない」最終章にして新たな物語への橋渡し、ここからの展開にも要注目だ。
Sources: FOX TV UK, ComicBook.com