「ウォーキング・デッド」完結まで「まだ3年はかかる」 ─ ニーガン役ジェフリー・ディーン・モーガンが語る

大ヒットドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン10が、2019年10月7日(月・日本時間)よりスタートする。数字が示す通り、いよいよ10年目の大台に乗った本シリーズだが、2019年、実は本シリーズに、とある変化の予感が生じていた。2003年から刊行されてきたロバート・カークマンの原作コミックが、2019年7月をもって堂々の完結を迎えたのである。では、これからドラマはどうなるのか。どんな結末へと突き進んでいくのか……。
ところが、そのように考えるのは少々早すぎるのかもしれない。シーズン6よりニーガン役を演じているジェフリー・ディーン・モーガンは、「ウォーキング・デッド」がこれから3年間は続くだろうと見ているのだ。米Varietyで、モーガンはシリーズの“終わり”についてこう述べている。
「みんな、(シリーズを)ダメにすることはしたくないんです。個人的には、“トップのままで引退しようよ”と言ってるんです。世界一の番組であるうちに終わろうって。実際にそうなるかどうかは分かりませんけどもね。もしもコミックに忠実にやるのなら、まだ3年はかかると思ってます。たくさん道を逸れながらも、良い3年間を過ごせるだけの素材は揃っているでしょう。」
ドラマ版「ウォーキング・デッド」からは、アンドリュー・リンカーン演じるリック・グライムズ、ローレン・コーハン演じるマギー・グリーンなど、シリーズを支えてきた重要なキャラクターが相次いで姿を消している。リックを主人公とする映画版が製作され、新たなスピンオフドラマが誕生するなど、ユニバース全体は今後も活発な動きを見せることになりそうだが、すべての根幹であるメインシリーズの今後は未知数だ。
そんな中、ショーランナーのアンジェラ・カン氏は、シリーズの今後について意味深な発言を残してもいる。モーガンいわく「まだ3年はあると思う」という「ウォーキング・デッド」だが、カン氏は「進むペースによって、とても早くに終わるかもしれないし、すごく遅くなるかもしれない」と述べたのだ。原作者のロバートも、ドラマの製作チームには「みなさんのためにいろんな要素を作っておいたので、物語にはあらゆる進み方があると思います」と話したというのである。この言葉を鵜呑みにすれば、もはやドラマがコミックと同じように終わる保証はどこにもないだろう。
Source: Variety