『タイラー・レイク -命の奪還-』敵アジトでの肉弾戦、クリス・ヘムズワース&監督のアクション解説

クリス・ヘムズワース主演、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)アンソニー&ジョー・ルッソ監督がプロデュースするアクション大作『タイラー・レイク -命の奪還-』より、クリスとサム・ハーグレイヴ監督によるアクション解説映像が到着した。映画序盤の肉弾戦はいかにして作られたのか、『ジョン・ウィック』チームの隠された貢献とは……。作品をよりディープに楽しんでほしい。
裏社会の任務を請け負い、危険な戦闘を渡り歩いてきた傭兵タイラー・レイクは、ムンバイで誘拐された麻薬王の息子オヴィを、ギャングが支配するダッカの市街地から救出するという作戦に挑む。武器商人や麻薬密売組織などが牛耳るアジトに単身突入し、少年を奪還したタイラーだったが、街中のギャングたちの猛追を受けるのだった。タイラーは少年とともに、この絶体絶命の状況から脱出することができるのか……。
本作を手がけたサム・ハーグレイヴ監督は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でセカンドユニット・ディレクター&スタント・コーディネーターを務めたアクションのスペシャリスト。公開された特別映像では、『アベンジャーズ』シリーズから互いを知るクリスとハーグレイヴ監督が、撮影当時を楽しげに振り返りながら、タイラーがオヴィを救出すべく敵のアジトに突入するシーンを解説していく。
クリス演じる主人公タイラーが登場するや、監督は「このハンサムなやつは誰だろう?」とおどけ、クリスも「誰だろう?」と乗ってみせる。和気あいあいとした雰囲気の中、互いへの信頼感を垣間見せる2人は、顔をフードで覆ったまま階段から転げ落ちるシーンや、アジト内での攻防、『ジョン・ウィック』のチャド・スタエルスキ&デヴィッド・リーチから提供されたというダミー人形のエピソードなどを次々に語っていく。床そのものをクッション入りにしたり、木製の武器を使ったりと、安全にも配慮したアイデアにより、クリスら出演者は全力でアクションに挑むことができたそう。
ハーグレイヴ監督は「どのアクションシーンもリズムの中でメリハリをつけなくてはならず、ちゃんとパンチのある終わりがないといけない」と語り、「クリスのような役者と仕事するのが好きなところは、“この動きの方が良いね”、“やっぱり左手じゃなくて右に変更しよう”と調整しても即興でついていける。それができる人がいると、とても自然な流れでシーンを創りあげていける」とクリスのスキルに太鼓判を押した。
出演者はクリス・ヘムズワースのほか、『タイガー・バレット』(2018)のランディープ・フーダー、『アップスタート』(2019)のプリヤンシュ・ペインユリ、『バハールの涙』(2018)のゴルシフテ・ファラハニ、「ストレンジャー・シングス」のデヴィッド・ハーバーら。プロデューサーはアンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソが担当し、脚本もジョー・ルッソが執筆した。
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