「ウルトラマン」海外でリブート ─ 実写シリーズ化、グッズ化めざす

日本の誇るスーパーヒーロー、「ウルトラマン」が日本国外向けにリブート、新たな実写映像化を目指していることがわかった。米The Hollywood Reporterが伝えた。
円谷プロダクションが米制作会社のStarlight Runner Entertainmentとタッグを組み、日本国外のデジタル世代に向けて再始動させるという。Starlight RunnerEntertainmentは米ロサンゼルスの製作会社The Licensing Groupと提携し、複数のプラットフォームに向けて「ウルトラマン」プロパティの刷新を企画。実写シリーズとしてストリーミング配信を目指すほか、全米や国際市場に向けた商品企画も含まれるという。
Starlight Runner Entertainmentは、これまでに『メン・イン・ブラック』や『アバター』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』などのスピンオフ作品で実績がある。The Licensing Groupは、『ターミネーター2』(1991)や『ランボー』シリーズ初3作などを手がけた。
Starlight Runner Entertainmentのジェフ・ゴメスCEOは、「ウルトラマンは私の子供時代の最も偉大なヒーローのひとつ。このキャラクターのファミリーを世界中に呼び戻すという任務に着手できますこと、光栄に思います」とのコメントを寄せている。
円谷プロダクションは2018年4月、「ウルトラマン」シリーズの日本国外における利用権について勝訴していた。国外におけるこれまでの展開では、1987年米放送のアニメ作品「ウルトラマンUSA」、1995年米放送の特撮作品「ウルトラマンパワード」や、1990年オーストラリア製作の「ウルトラマンG」などがある。
Source:THR