トム・ホランド主演『アンチャーテッド』から「ザ・ボーイズ」監督が降板、またもや交代劇に ─ プレイステーションが製作に加わる

マーベル・シネマティック・ユニバースからスパイダーマンが離脱する可能性がある、との報道で話題の米ソニー・ピクチャーズとトム・ホランドに新たな試練が降りかかっている。人気アドベンチャーゲームを実写映画化する『アンチャーテッド(邦題未定、原題:Uncharted)』から、監督を務める予定だったダン・トラクテンバーグが降板したのだ。米Deadlineが報じている。
トム・ホランドが主演を務める『アンチャーテッド』映画版には、2008年の企画始動後、複数のフィルムメーカーが関与。『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』(2010)のジョー・カーナハン、『ナイト ミュージアム』シリーズのショーン・レヴィが監督に就任しては離脱している。なお、トラクテンバーグが監督として就任したのは2019年1月のこと。『10 クローバーフィールド・レーン』(2016)を手がけ、話題のドラマ「ザ・ボーイズ」(2019)の製作総指揮・第1話監督を務めた注目株だったが、残念ながら企画を離れることになった。
報道によると、ソニーはトラクテンバーグ監督の後任者を至急検討しているとのことで、すでに面会は始まっているとのこと。新監督は2019年夏のうちに決定され、撮影は2020年初頭に始まる見込み。なお、ホランドは変わらず企画に残留している。
本作はゲーム版の主人公ネイサン・ドレイクの若き日を描く前日譚映画で、このたび、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが設立したプレイステーションの映像作品部門「PlayStation Productions」が製作に携わることも決定している。2019年5月に設立が発表されたPlayStation Productionsにとって、本作は初めての長編映画となる。
なお最新の情報によると、脚本は『トランスフォーマー:最後の騎士王』(2017)『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(2019)のアート・マーカム&マット・ホロウェイと、「エージェント・オブ・シールド」(2013-)のレイフ・ジャドキンスが執筆。プロデューサーは『スパイダーマン』シリーズのアヴィ・アラッド、『ジャスティス・リーグ』(2017)などDC映画作品を手がけるチャールズ・ローヴェン、『グレートウォール』(2016)のアレックス・ガートナーらが務める。
映画『アンチャーテッド(邦題未定、原題:Uncharted)』は2020年12月18日に米国公開予定。
Source: Deadline