【ネタバレ】『アンチャーテッド』監督が明かす、最も神経を使ったシーンとは?

アクション・アドベンチャーゲーム『アンチャーテッド』が、トム・ホランドを主演に迎えて実写映画化された。本作の見どころといえば、世界を股にかけた冒険活劇、爽快感に満ち溢れたアクション、そして緊迫としたシチュエーションだ。そのシチュエーションのひとつが、ルーベン・フライシャー監督にとって最も大変だった撮影だという。
この記事には、『アンチャーテッド』のネタバレが含まれています。
実在した海洋冒険家の子孫を名乗るトレジャーハンターのネイサン・ドレイクことネイト(トム・ホランド)と、彼の師匠的存在となるビクター・サリバンことサリー(マーク・ウォールバーグ)、ふたりの出会いから初めての冒険を描く本作。500年前に消えたとされる幻の海賊船に積まれた財宝を探すことになったネイトとサリーは、ゲームシリーズでもおなじみのトレジャー・ハンターのクロエ・フレイザー(ソフィア・アリ)と手を組むことになる。
財宝への手がかりとなる日記の情報をもとに、とある教会の隠し通路を見つけた一同は、地上で地下で二手に分かれて行動することに。地下を担当することになったネイトとクロエは、隠し通路に仕掛けられた罠を発動させてしまい、ふたりはそこで閉じ込められてしまう。そして大量の水が押し寄せ、ネイトとクロエは溺死寸前の状況に陥るが、サリーによって危機一髪のところで救出される。この鬼気迫るシーンこそが、フライシャー監督にとって最も神経を使ったところなのだ。
その理由について、Comicbook.comのインタビューにてフライシャー監督は、「(水中シーンは)これまでやったことがなかったんです。水を使うこと自体は過去にもあったかもしれませんが、セット全体が水で満たされるような状況は今回が初めてでした」と説明している。「こういうシーンは楽しいものなのですが、同時に俳優たちが危険な状況にさらされる場合は、神経がすり減るような思いになります。彼らは文字通り水中にいて、長時間のあいだ呼吸を止めていますから」。そのため安全・実用面を考慮したセットや、ダイバーを周りに用意したようだ。
またフライシャー監督は、トム・ホランドとソフィア・アリの身体的能力が高かったことが大きな助けとなったと続けている。「それにソフィアの肺活量がとてつもなく凄かったんですよ。実際、トムよりも長く水中にとどまっていられると思います。それで少し楽になりました。彼女が水泳の経験があるのかどうかは知りませんが、水中での彼女は素晴らしかったです」。とはいえ、「スタントマンではなく俳優を極限状態に置くのは、いつも少し神経を使うものなんです」と、あらためて大変な撮影だったことを説明している。
映画『アンチャーテッド』は、2022年2月18日(金)より公開中。
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