『アップグレード』続編、ドラマシリーズとして企画中 ─ 製作ジェイソン・ブラム&監督リー・ワネルが続投

製作ジェイソン・ブラム&監督リー・ワネルが手掛けた、革新的なSFアクション映画『アップグレード』(2018)の続編がドラマシリーズ(タイトル未定)として企画されていることがわかった。米Deadlineが報じている。
前作『アップグレード』はAIが進化した近未来を舞台に、復讐に燃える主人公の男グレイを描いた物語。突如現れた謎の組織によって妻を殺害され、自身も全身麻痺となったグレイは、巨大企業の科学者からAIチップ「STEM」を埋め込まれることに。その結果、麻痺を克服するだけでなく、超人化した身体能力を手に入れたグレイは、愛する妻を殺した組織に一矢報いていく……。
続編では、映画から数年が経った世界を舞台に、更に進化を遂げた「STEM」で犯罪を抑制しようとする政府と、新たな主人公を中心にした物語が描かれる。リー・ワネルは引き続き監督を務めるだけでなく、ジェイソン・ブラムと、映画『ボーン・アイデンティティー』シリーズのドラマ版「トレッドストーン」のティム・ウォルシュと共同で製作総指揮にも就任。ウォルシュはショーランナーも務めており、ワネル監督や、ドラマ版「パージ」シーズン2のクリスタル・ジブ・ヒュートン&ジェームズ・ローランドと脚本家チームを結成済み。一同は既にシーズン1の開発を進めているという。
なお、ワネルは自身が監督した『インシディアス』シリーズや『アップグレード』『透明人間』などで10年間以上に渡ってブラムとの関係を築き上げてきた。2020年2月には、ブラム率いる製作会社「ブラムハウス・プロダクション」との間で、2年間のファーストルック契約(優先契約)を結んでおり、本作は契約後初めての作品となる。