「スター・ウォーズ」ダース・ベイダーのVR作品『Vader Immortal』発表 ― 2019年配信、3部作でエピソード3~4の間を描く

「スター・ウォーズ」シリーズを手がけるルーカスフィルムのVR(バーチャル・リアリティ)部門「ILMxLab」は、新作『Vader Immortal: A Star Wars VR Series(原題)』を配信することを発表、このたび予告編が公開された。これは2016年に発表されたダース・ベイダーを主人公とするスピンオフ作品で全3部作の予定。「エピソード1」はOculus VRが発表した新ヘッドセット“Oculus Quest”のタイトルとして2019年に配信される。
『Vader Immortal』は「スター・ウォーズ」シリーズの正史作品として制作されており、物語の時系列は『エピソード3/シスの復讐』(2005)と『エピソード4/新たなる希望』(1977)の中間にあたる。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)で初登場した惑星ムスタファーにあるベイダーの城を舞台に、プレイヤーはダース・ベイダーという存在に迫っていくことになる。なお、米英のディズニーランド・リゾート3施設にあるVRアトラクション『Star Wars: Secrets of the Empire(原題)』ともリンクした内容になるという。
本作の脚本・製作総指揮を務めているのは、『ダークナイト』『ブレイド』シリーズのデヴィッド・S・ゴイヤー。ルーカスフィルムから「VRでダース・ベイダーを描く」というアイデアを聞き、仕事を引き受けることを即決したという。
しかし、これまで主に映画作品の脚本を執筆してきたデヴィッドにとって、VR作品の脚本を書くのは未知の作業だったようだ。世界に没入すること自体が圧倒的であるがゆえに人物のセリフが耳に入ってこない…といった問題を解消するため、デヴィッド氏は執筆とテストプレイを繰り返したという。
ちなみにデヴィッド氏いわく、「ベイダーが迫ってくる場面をテストした時は本当に怖かった」とのこと。VRならではの臨場感、そしてストーリーテリングに期待したい。
『Vader Immortal: A Star Wars VR Series – Episode I(原題)』は2019年配信予定。
Source: Star Wars
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