黒人スーパーマン描く「Val Zod」に『トランスフォーマー:ビースト覚醒』脚本家が就任

黒人版スーパーマンの映像化作品として注目を集める企画に前進だ。『クリード』マイケル・B・ジョーダンが製作を手がける「Val Zod(原題)」に、『トランスフォーマー:ビースト覚醒』脚本家のダーネル・メタイェイとジョシュ・ピーターズが就任したことがわかった。米Deadlineが報じた。
「Val Zod」は、コミック「NEW 52!」のアース2に登場した黒人ヒーローに基づくHBO Maxの作品。スーパーマンと同等のパワーを持ち、コミックでは悪に染まったスーパーマンと対峙する展開を迎える。
マイケル・B・ジョーダンは自身の製作会社Outlier Societyを通じてプロデューサーとして参加予定。主演の可能性もあるというが、現在まで確たることは伝えられていない。
この度脚本を手がけることが明らかにされたメタイェイとピーターズは、撮影が終了したばかりの『トランスフォーマー:ビースト覚醒』を執筆した気鋭の新人コンビ。『ビースト覚醒』では、ジョーダン主演の『クリード 炎の宿敵』(2018)スティヴン・ケイプル・Jr.監督がメガホンを取っているという繋がりもある。
DCコミックスのスーパーマンを黒人として描く企画は、この「Val Zod」のほかに、J・J・エイブラムス製作の映画版もある。こちらは作家&ジャーナリストのタナハシ・コーツが脚本を手がける予定。DC映画ユニバースには属さず、独自の路線で検討されているという。
スーパーマンは、DCコミックスの新たなスーパーマンであるジョン・ケントがバイセクシュアルであるという設定が大きな話題にもなった。新しい時代のマントがなびく。
Source:Deadline