『ヴェノム』トム・ハーディが乗っていたバイクはドゥカティ・スクランブラー

スパイダーマン最大の宿敵を描くマーベル映画『ヴェノム』ハイライトのひとつは、ヴェノムに寄生された主人公エディ・ブロックが、未知なるシンビオートの力を制御できぬまま夜のサンフランシスコをバイクで疾走するシーンだ。
ワイルドなバイクは『ヴェノム』を象徴するライドとなったが、劇中でエディに扮したトム・ハーディが操っていたバイクは何だったのだろうか?
『ヴェノム』登場バイクはドゥカティ・スクランブラー
米バイク専門サイトBikeBoundによれば、劇中でエディが跨ったバイクはドゥカティ・スクランブラー。登場するモデルは、映画のためにカスタムされた「フル・スロットル」と「1100 スペシャル」だ。

「フル・スロットル」の排気量は803cc、75馬力。車両重量192.5kg。現行版の国内希望小売価格は127万5,000円。「1100 スペシャル」は排気量1,079cc、86馬力。車両重量194kg。こちらの現行版価格は174万8,000円だ。
ドゥカティとは
イタリア発のドゥカティのバイクは、高級車としてバイカーの憧れ。高い走行性能を誇るブランドで、安定した低重心を生み出すL型ツイン・エンジンが特徴。怪物が唸るような低くたくましい排気音が魅力で、映画『ヴェノム』との相性も抜群だ。
なおデュカティは、『ヴェノム』バイクシーンの舞台裏映像も公開している。スタントマンのロビー・マディソンによれば、ドゥカティ・スクランブラーが登場するシーンは全部で17。ドゥカティ・ノース・アメリカCEOのジェイソン・チノックも、スクランブラーが「エディのキャラクター性や個性を表現している」という。「このバイクは、エディの人生にちょっとしたエッジやダークさ、荒々しさを加えています。」劇中のスタントでは、コーナーのギリギリまで攻めることができるドゥカティの高い走行性能が反映されたということだ。

映画『ヴェノム』では、エディ・ブロックとヴェノムが1つとなって、強力なダーク・ヒーローになった。バイカーも、力強いドゥカティ・スクランブラーに跨ってグリップを握れば、かつてないパワーを解放できるだろう。「1つになれば、何でも出来る。」俺たちは、ヴェノムだ!
映画『ヴェノム』は現在公開中。実際の交通規制に従って走行してください。
『ヴェノム』公式サイト:http://www.venom-movie.jp/