『ヴェノム』ワールドプレミアのレポート到着 ─ トム・ハーディ「みんなが納得いくヴェノムを創り出せた」

スパイダーマン最大の宿敵にして、マーベル史上最も残虐な悪を描く映画『ヴェノム』が、米ロサンゼルスで開催のワールド・プレミアを無事に終えたようだ。現地よりレポートが到着した。
開催は現地時間の2018年10月1日(月)夕刻。会場は『ヴェノム』をイメージし、レッドカーペットならぬ漆黒のブラックカーペットが敷かれ、『ヴェノム』を描いたアーティスティックなファンアートが壁面を飾る演出があった。

登場したのは、主人公エディとヴェノムの声を演じるトム・ハーディ。『レヴェナント:蘇えりし者』(2016)でアカデミー賞助演男優賞にノミネート、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)では世界中を熱狂させ、今最もオスカーに近い俳優の登場に、会場からは悲鳴のようなファンの大歓声が響き渡った。ハーディは「ヴェノムはとんでもなく最高だよ!すごいキャラクターなんです。ダークなトーンで、スリラーとホラーの要素がありつつ、力強いエネルギーに溢れている。そんなヴェノムが大好き!」と興奮気味にコメント。自身の息子もヴェノムが大好きだというハーディは、「僕にとっては、ハリウッド的なスーパーヒーローの世界にヴェノムがいないのはありえない。これならみんなが納得いくヴェノムを創り出せたと思います」と熱く語った。
続けて本作でヒロインのアンを演じ、アカデミー賞に4度のノミネートを誇るミシェル・ウィリアムズが、ルイ・ヴィトンのドレスを身にまとい艶やかに登場。「トム・ハーディみたいな俳優は他に知りません。彼には出来ないことがないし、すること全てに裏表なく、しっかりしていて、リアルなんです」と絶賛した後、映画『ヴェノム』については「あなた自身の悪の本質と戦うようなものです。あなたの頭の中に聞こえる声が、本来すべきではないと分かっていることをするように指示してくるんです」と言い表した。

さらに、物語のカギを握るライフ財団の社長を演じ、ラッパーとしても世界的な人気を誇るリズ・アーメッドも出席。また『ゾンビランド』(2010)『L.A.ギャングストーリー』(2013)の鬼才、ルーベン・フライシャー監督も登場、一同は丁寧なファンサービスを行った。

映画『ヴェノム』は、2018年11月2日(金) 全国ロードショー。
『ヴェノム』公式サイト:http://www.venom-movie.jp/