『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』トム・ハーディが脚本参加、「原案」にクレジット

マーベル映画『ヴェノム』(2018)の続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』にて、主演のトム・ハーディが脚本作業にも参加したことがわかった。本編には「原案(Story)」としてクレジットされるという。脚本家のケリー・マーセルが明かした。
前作『ヴェノム』で脚本を執筆したのは、『ジュマンジ』シリーズのジェフ・ピンクナー&スコット・ローゼンバーグ、そして本作にも続投したケリー・マーセルの3名。今回はジェフ&スコットは関与しておらず、ケリーとトムが原案を担当した。英Empireによると、トムはケリーと20年近くの「クリエイティブ・パートナーシップ」にあるとのこと。ケリーは、トムが脚本作業に適格な人物だったことを認めている。
「(原案として)クレジットされるのは新しいことですが、トムがこの仕事に関わるのは新しくありません。彼は自分の仕事に全力を尽くし、ヴェノムに寄り添い、ヴェノムを愛している人。こうなるべきだ、と彼が考えることには深く関わってもらっています。彼が実際に執筆したわけではないですが、FaceTimeをつなぎ、一緒に数ヶ月かけてストーリーを作りました。アイデアを出して、うまくいくかを見極めたのです。」
『ヴェノム』でヴェノム/エディ・ブロックを演じきったトムは、自身の考えるヴェノム/エディの物語と、ついに登場する宿敵カーネイジ/クレタス・キャシディとの対決を物語に織り込んだのだろう。二人のアイデアを基に、ケリーが要素を選び抜き、3ヶ月かけて脚本を完成させたという。

近年、プロデュース業にも精力的なトムは、『ヴェノム』で製作総指揮を務め、本作ではプロデューサーに名を連ねている。出演・原案・製作を兼任しているあたり、本作への注力ぶりは明らかだろう。ちなみにトムは、主演ドラマ「TABOO タブー」(2017)にもクリエイターとしてクレジットされており、同作でも脚本作業になんらかの形で関わったとみられる。長編映画に脚本部としてクレジットされるのは『ヴェノム』続編が初めてだ。
映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』 は2021年全国ロードショー。
Source: Empire