『ヴェノム』続編、ウディ・ハレルソンが続投へ ─ 撮影監督が認める

トム・ハーディ主演でマーベル史上最凶のダークヒーローを描いた『ヴェノム』(2018)の続編映画に、前作からウディ・ハレルソンが続投することがわかった。撮影監督のロバート・リチャードソンが米Colliderに明かした。
この記事には、映画『ヴェノム』のネタバレが含まれています。
『JFK』(1991)『アビエイター』(2004)などでアカデミー賞に輝き、近年は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年8月30日公開)をはじめとするクエンティン・タランティーノ監督作品を手がけるロバートは、れっきとしたハリウッドを代表する“名匠”。『ヴェノム』続編への登板を決意した背景には、ウディが続投するということも大きかったという。
「(前作には)まだ描かれていないところがあって、今回はそういう部分が炸裂することになると思います。僕もそのお手伝いをするわけですね。素晴らしい主人公とヴェノムがいて、さらにウディ・ハレルソンもいる。良い感じの登場を見せてくれることでしょう。ソニーとマーベルのコラボレーションで、ほかにどんなことが起こるのかは…どうなるんでしょうね。」
近年は『スリー・ビルボード』(2017)『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)などで知られるウディ・ハレルソンは、前作『ヴェノム』のポストクレジットシーンに登場。トム・ハーディ演じる主人公エディ・ブロックが取材のため訪れた刑務所で、クレタス・キャサディとして牢に入っていた。「レッド」と呼ばれたキャサディは、エディに対して「ここを出たらカーネイジ(大虐殺)になる」と口にする。
コミックに登場する連続殺人鬼クレタス・キャサディは、シンビオートに寄生され、凶悪なヴィラン・カーネイジとなる。脅威的な強さと凶暴性、残虐さを持ち合わせたカーネイジは、コミックではスパイダーマンとヴェノムを同時に圧倒するほどのキャラクターなのだ。いよいよ続編では、ヴェノムとカーネイジの直接対決が見られるということか…。

なお撮影監督のロバートは、以前からヒーロー映画について「まだやったことがないし、やってみたいと思っていた」とのこと。しかも『ヴェノム』続編は、ロバートが「現代最高の俳優、失敗知らず」と絶賛するトム・ハーディが主演を務め、ウディが登場し、さらにはロバートが撮影監督を担当した『ブレス しあわせの呼吸』(2017)のアンディ・サーキスが監督に就任。アンディから直接オファーを受けたというロバートは、「アンディにはなんでも“イエス”と言うんです」と絶大なる信頼を明かしている。
続編の撮影やスタイルなどについて、ロバートは「まだいろんなことが決まっていない」としながら、前作の撮影監督マシュー・リバティークが生み出したものに敬意を払う姿勢を示している。「だから、前作と繋がっていないように感じることはありませんよ」。ちなみに、アンディ監督との話し合いは2019年9月初頭から始まるということだ。
『ヴェノム』続編にはアン・ウェイング役のミシェル・ウィリアムズも続投が決定済み。ウディの参加が明言されたことによって、続編決定の時点で期待されていた俳優たちのコラボレーションが確実なものとなった。
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Source: Collider