マーク・ウォールバーグ、『ディパーテッド』続編を提案するも「全然ダメだった」 ─ 出演者にはブラッド・ピット&デ・ニーロを検討

マット・デイモン&レオナルド・ディカプリオ共演、マーティン・スコセッシ監督による映画『ディパーテッド』(2006)には、ある時点で続編計画が進められていたという。企画を発案した本人であり、ディグナム巡査部長役で出演していたマーク・ウォールバーグが、結果的に失敗に終わってしまった当時の試みを振り返っている。
『ディパーテッド』は、香港映画『インファナル・アフェア』3部作のリメイク作品として知られ、米ボストン南部を牛耳るマフィアのボスに育てられた刑事コリン・サリバンと、組織に5年間潜伏してきたスパイのビリー・コスティガンの戦いが描かれた。ウォールバーグは、ビリーが所属する特別捜査課の巡査部長を演じた。
最後の最後まで衝撃が続いた『ディパーテッド』だが、ウォールバーグはキャストを一新した続編の製作を望んでいたようだ。米ラジオKFC Radioにて、当時の経緯をこう語っている。
「ワーナー・ブラザースで、(脚本家の)ビル・モナハンとお会いしたんです。『ディパーテッド』の続編を提案するためです。まあ、その提案は全然ダメだったとでも言っておきましょう。彼(モナハン)も具体的な事が思い浮かばなかったんです。でも彼は何かを進めるのに信頼できるような方ですよ。[中略](続編は)良いものになっていたと思いますけど。」
ウォールバーグは本作での演技が高く評価され、アカデミー賞やゴールデングローブ賞では助演男優賞にノミネート、全米映画批評家協会賞では同賞を受賞した。間違いなくキャリアに箔をつけた『ディパーテッド』を継続したいという思いがウォールバーグにもあったのだろう。なお、ウォールバーグによれば脚本家のモナハンは、デイモン&ディカプリオ、そしてジャック・ニコルソンという豪華な顔ぶれに比肩するキャスティングを続編で検討していたという。ウォールバーグは「彼は、ブラッド・ピットとか(ロバート・)デ・ニーロについて話していましたね」とサラッと明かした。
ちなみに、モナハンのことを「何かを進めるのに信頼できるような方」と話していたウォールバーグは、『ディパーテッド』後に『ザ・ギャンブラー/熱い賭け』(2014)で再びタッグを組んでいる。
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Source: KFC Radio