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マーベルドラマ「ワンダヴィジョン」徹底的なアクション大作に ─ 『キャプテン・マーベル』モニカ・ランボー、ヒーローとして再登場

ワンダヴィジョン
© 2020 Marvel

ドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」は、Disney+にて展開されるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新機軸だ。映画の物語をドラマに拡張する試みも初めてだが、スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフとヴィジョンを主人公に据えた“シットコム”というジャンルもMCU史上初となる。

もっとも本作は、これまでのマーベル作品と同じく“アクション大作”にも仕上がっている模様。出演者のひとり、『ビール・ストリートの恋人たち』(2019)で知られるテヨナ・パリスが、米The Undefeatedにてマーベル作品への思いやシリーズの魅力を語った。

「私は子どものころからマーベルのスーパーヒーローになりたかった。MCUが始まった時、私は大学生だったと思いますが、映画を観に行きましたよ。女性がカッコいい役をやっているのを観たら、私もやりたいって思ったんです。どうすればいいかはわかりませんでしたけどね。黒人女性がその機会に恵まれることはほとんどなくて、実際に私が観たのもほとんど黒人女性ではなかったから。だから無理だと思っていたんですが、それが叶ったんです。」

パリスが演じるのは、『キャプテン・マーベル』(2019)に登場したモニカ・ランボーの成長した姿。予告編にもわずかに登場しているが、パリス本人も話しているように、なにやら特殊な能力を有しているようだ。今回、パリスはモニカのヒーローとしての活躍も示唆している。

「このユニバースに参加できて本当にうれしい。モニカ・ランボーは本当にカッコいいし、こんなことが起こるなんて思ってもみませんでした。この作品は徹底的なアクション・ムービーだし、そこにシットコムが混ざっている。すごく面白いですよ。とても喜んでもらえると思います。」

映像が公開され、さまざまなコメントが飛び出してもなお「ワンダヴィジョン」は謎に包まれている。シットコムなのか、アクション大作なのか、両方が融合しているとはどういうことなのか。ヴィジョン役のポール・ベタニーも、以前「長年のアメリカン・シットコムと、マーベルのアクション映画が融合したような」「独特のスタイル」の作品だと語っていた。一方、ワンダ役のエリザベス・オルセンは“メンタルヘルス”というテーマを匂わせてもいたのだ。

オルセン、ベタニー、パリスのほか、「ワンダヴィジョン」には『マイティ・ソー』シリーズからダーシー・ルイス役のカット・デニングス、『アントマン&ワスプ』(2018)のFBI捜査官ジミー・ウー役でランドール・パークが登場。“おせっかいな隣人”役を『ヴィジット』(2015)のキャスリン・ハーンが演じる。脚本・製作総指揮は『キャプテン・マーベル』(2019)のジャック・スカエファー、監督は「ゲーム・オブ・スローンズ」「ザ・ボーイズ」などのマット・シャクマン。

ドラマ「ワンダヴィジョン」は2020年末、Disney+(ディズニープラス)にて日米同時配信予定

Source: The Undefeated

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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