マーベルついに再始動の「ワンダヴィジョン」監督が抱える栄誉と恐怖とは

ついにマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)が再始動だ。新型コロナウイルスの影響で、「MCU作品がひとつも公開されない」という異例の2020年を経たいま、待望の最新作「ワンダヴィジョン」が間もなくお目見えになろうとしている。
2021年1月15日のDisney+(ディズニープラス)独占配信を目前に控え、同シリーズで監督を手掛けるマット・シャクマンがその心境を吐露。「光栄であり、恐ろしさもある」と語る胸の内とは。
「『アベンジャーズ/エンドゲーム』後、マーベルにおける初のMCU作品をやるのが我々だという事実ですよ。この企画に取り掛かり始めたときには思いもよらなかったことです。でも、ストリーミング配信の世界でのマーベル作品を開始させるには素晴らしい形となりました。本作は、テレビの歴史への大いなるラブレター。史上最大のブロックバスターを、テレビの世界に受け継ぐものとして、この上なく相応しい番組になります。」
新型コロナウイルスによって撮影や公開・配信の予定が狂わされた作品は数しれず、「ワンダヴィジョン」も例外ではない。本作は撮影こそコロナ禍が本格化する直前の2020年3月に終えていたものの、予定していた2020年内の配信は間に合わず、2021年1月に繰り越された。本来は映画『ブラックウィドウ』のほうが先に劇場公開されるはずだったが、同作が延期になったことにより、シャクマンの言うように再始動の皮切りとなる役割を担うこととなったのだ。
なおシャクマンは本作を「『エンドゲーム』後、マーベルにおける初のMCU作品」と言い表しているが、厳密にはコロンビア製作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)が『エンドゲーム』の後を描く作品として公開されている。ともあれ、「ワンダヴィジョン」はMCUにおけるフェーズ4の第一作となり、今後も展開されるDisney+配信ドラマの出足となる重要作だ。1月15日の配信開始を見逃すな。
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