「ワンダヴィジョン」第3話、子守唄の歌詞が判明【和訳あり】

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」の第3話「カラー放送」では、突如として妊娠したワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)が故郷・ソコヴィアの母語で子守唄を歌う。謎めいた言語で歌われた歌詞の意味を、マーベル・スタジオは公式ウェブサイトにて明らかにした。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)で初登場したワンダ・マキシモフには、双子の兄弟であるクイックシルバー/ピエトロ・マキシモフとともにソコヴィアに生まれたというルーツがある。この子守唄はワンダの過去を象徴するものであり、さらに彼女の歴史が掘り下げられていくことを示唆するものだ。
「ソコヴィアの子守唄(Sokovian Lullaby)」
We’ve been waiting for you
‘tie mi t͡ʃaˈjaɫəm
あなたを待っていた
Now you are here
ˈʃiɪdeŋ ˈti e ˈʃte
今ここにいるあなたを
More perfect than I imagined
ˈdrage wo t͡sto ˈmisliɫəm
思っていたよりずっと完ぺき
Our house is now a home (our house is now a nest)
ˈdom naʃ ˈʃiɪdeŋ ˈgnieʒdo
わが家がふるさと
No matter where you go
bez veˈdeɪ̆ doˈkude ˈjit͡ʃiʃ
あなたがどこに行こうとも
Sunlight shines on you
ˈʃiʒa ˈsunt͡so nad tiˈe
陽の光が照らしてくれる

「ワンダヴィジョン」の劇中に登場するソコヴィア語は、発音指導を担当するコートニー・ヤングが編み出したもので、歌詞の草稿もコートニーが執筆。その後、脚本・製作総指揮のジャック・シェイファーが完成させた。
どこか深読みの余地がある歌詞ながら、シェイファーは「(物語の)大いなる謎を歌ったものではありません」と強調している。執筆中に想定していたのは、「ワンダヴィジョン」がフォーマットとしているシットコムのテーマソングをイメージしたもので、ワンダが母語で切なく歌っている様子だったそう。ちなみに、歌詞の最後に登場する「陽の光(sunlight)」とは、シェイファー自身が出産前のフィットネス・クラスに通っていたころ、生徒一同で歌っていた歌詞を参照したものだとか。シーンのテイストとは異なり、意外にもパーソナルな一曲だったのだ。
ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」は配信中。
Source: Marvel