マーベル「ワンダヴィジョン」メイキング映像が米公開、シットコム撮影風景も ─ 「テレビ史をリアリティをもって再現する」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初のドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」が、2021年1月15日(金)より配信開始となった。このたび、“MCU初のシットコム”誕生の裏側に迫るメイキング映像が米国にて公開されている。
「ワンダヴィジョン」は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のあと、郊外に移り住んだワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)とヴィジョン(ポール・ベタニー)の物語。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)と『アベンジャーズ/エンドゲーム』の後、ワンダとヴィジョンがどうしたのかをまだ誰も知りません」と強調した。
「広いユニバースの内側で、おなじみのキャラクターに新しい光を当て、彼らを新たな環境に置いてみる」。こう語るのは、脚本・製作総指揮のジャック・シェイファーだ。エリザベス・オルセンも語るように、シリーズは“1950年代風のシットコム”で幕を開けるのだ。「ゲーム・オブ・スローンズ」「ザ・ボーイズ」を手がけてきた気鋭、マット・シャクマン監督は「テレビの歴史をリアリティをもって再現する」と力を込めた。
今回の映像では、実際のスタジオに観客を入れて撮影された際の収録風景も垣間見ることができる。ベタニーは「すごく神経を使ったけど、とても報われたし、すごく楽しかった」とコメント。シェイファーは「シリーズを通して、シットコムの黄金期をさまざまにお見せしていく」とも述べた。配信されている第2話のあとも、懐かしのシットコムの世界で物語が展開していくことになりそうだ。
もっとも、シェイファーは「これはマーベル・シネマティック・ユニバースですから、もちろん見かけ通りにはいきません」と釘を刺している。オルセンは「とても映画的で壮大」だと形容し、ファイギは「刺激的かつ独創的な、かつてない物語です」と話した。本編同様、メイキング映像にもどこか不穏さが漂っているが、すべての真相やいかに。
出演者はエリザベス・オルセン&ポール・ベタニーの他、『マイティ・ソー』シリーズのダーシー・ルイス役でカット・デニングス、『アントマン&ワスプ』(2018)のFBI捜査官ジミー・ウー役でランドール・パークが再登場。『キャプテン・マーベル』(2019)のモニカ・ランボー役を『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)のテヨナ・パリス、隣人のオウンティ・アグネス役を『ヴィジット』(2015)のキャスリン・ハーンが演じる。
ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」は配信中。
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