「ワンダヴィジョン」と『ドクター・ストレンジ/MoM』はテーマが被っていた、ワンダ役エリザベス・オルセンが指摘

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ役で知られるエリザベス・オルセンは、どうやら“フェーズ4”のストーリーに完全に満足しているわけではないらしい…?
米Vanity Fairのインタビューにて、自身が出演した「ワンダヴィジョン」(2021)と『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)のテーマが被っていたことを指摘している。
この記事には、「ワンダヴィジョン」『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の内容に関する言及が含まれています。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)で最愛のヴィジョンを失ったワンダは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でサノスと戦ったのち、「ワンダヴィジョン」ではウエストビューに引っ越してきた。そこで彼女が取り組んだのは、自身の能力を駆使して現実を改変し、亡きヴィジョンや存在しない子どもたちとの生活を送ることだった。
「ワンダヴィジョン」のラストではすべてが明らかになったが、ワンダは魔術書ダークホールドを開き、再び子どもの姿を求めていた。『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、ついに闇に落ちたワンダが、夢見た生活のためにマルチバースへのアクセスを望んだのである。これには劇場公開当時から、一部で「同じ物語の繰り返しでは?」との指摘がなされていた。
このたび、オルセンは「『マルチバース・オブ・マッドネス』では(「ワンダヴィジョン」と)よく似た物語を演じなければいけませんでした」と認めている。
「喪失と嘆きを扱う、そっくりのストーリーになりかねませんでした。そこで『マルチバース・オブ・マッドネス』の脚本家には、“『ワンダヴィジョン』で何が起こるか知ってます? ご覧になりました?”と聞いたんです(笑)。もちろん彼らは見ていなくて、それは作品が完成していなかったから。だから、私は違った形で演じる必要がありました。私自身が興味を持てるように──もしかするとお客さんのためにも──同じテーマにきちんと挑戦しなければいけない。違う視点から演じたからこそ、繰り返しにならなかったんです。」
ほかにもオルセンは、“今だから言える”とばかりに歯に衣着せぬコメントを連発。「ワンダヴィジョン」最終話でファンの涙を誘った「あなたはヴィジョン、私の中で今も生きるマインド・ストーンのかけら(You Vision are the piece of the mind stone that lives in me.)」という台詞には「とんでもなく言いにくかった」と爆笑。「外国語を喋っているみたいでした。意味はあるんだからそれを理解しなきゃいけない。意味を言葉にするわけだから、自分の中で翻訳する必要があったんです」と語っている。
「ワンダヴィジョン」『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』はディズニープラスにて配信中。
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Source: Vanity Fair