「ウェンズデー」校長役、ティム・バートンとの初対面でめちゃくちゃ緊張してたけど、実際ティム・バートンの方も緊張していた

鬼才ティム・バートン監督・製作総指揮のNetflixシリーズ「ウェンズデー」で、ネヴァーモア学園の校長ラリッサ・ウィームス役を演じるグウェンドリン・クリスティー。これまで「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)や『スター・ウォーズ』シリーズといった大作に出演してきたにも関わらず、憧れのティム・バートンと初対面した時は圧倒されてしまったようだ。米WWDのインタビューで本人が語っている。
当初「ウェンズデー」の企画について、エージェントからのテキストメッセ―ジで知らされたというクリスティー。そこには「ティム・バートンが、最新のプロジェクトについてあなたと話したいそうです。アダムス・ファミリーの作品です」と記されていたため、「本当に立ち止まり、黙り込んでしまった」という。

その瞬間の心境を、独特な表現で振り返っている。「霧散したのは間違いないですね。そして不思議な力によって、私は少なくとも部分的に人間に似たものに戻り、携帯電話をしまってやり過ごしました。とにかく頭の中で処理しなくてはいけなかったので、しばらく何も話せませんでした」。
かねてから、いつかバートンと一緒に仕事したいと切望していたクリスティー。後日Zoomミーティングで初めて対面した時は、緊張でガチガチになってしまった模様。「ミーティングの最後に、私は本当に真っ赤な顔で『ごめんなさい、恥ずかしくて圧倒されてしまって』と言ったんです」。
しかし実はバートンもクリスティーの大ファンであり、同じように緊張していたことを明かしたという。「すると彼は『まったく、僕はテーブルの下に隠れたいよ』と言っていました」。
緊張しつつもミーティングは成功し、クリスティーは見事ラリッサ役に抜擢。配信後またたく間に巻き起こった「ウェンズデー」ブームについて、クリスティーは「想像を絶するものです。多くの人に喜んでもらえたことが一番うれしいですね」と喜びを語り、制作チームと視聴者に感謝の意を表した。「ここまで大きな反響は、まったく予想外のことでした。一生懸命に取り組んできた関係者たちと、番組を見て楽しんでくれる皆さんに、ただただ感謝の気持ちで一杯です。とても特別なことです」。
「ウェンズデー」は、コミックから派生し映画・アニメ・テレビシリーズ・ミュージカルなどに展開されてきた『アダムス・ファミリー』の長女・ウェンズデー(ジェナ・オルテガ)を主人公とする学園ミステリー。Netflix史上1週間で最も視聴された英語シリーズになるなど、記録的な快進撃を続けている。
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Source:WWD