『ワンダーウーマン 1984』続編、第3作が進む時代とは、ガル・ガドットが見解示す

コロナ禍の影響により大打撃を被ったハリウッドより、2020年最後の大作として公開された映画『ワンダーウーマン 1984』。本作に続く『ワンダーウーマン』シリーズとして、すでに第3作やスピンオフ作品の製作が決定している。第1作が1910年代、第2作が1980年代と展開されてきたダイアナ・プリンス/ワンダーウーマンの次なる物語は、どこに進むのだろうか。
第2作製作当時から水面下で構想が練られていた第3作は詳細こそ不明であれ、完結編として進められていることがわかっている。このたび、米MTV Newsより「もし(第3作が)製作されれば、他の時代になるのでしょうか?」と訊かれた主演のガル・ガドットが自身の見解を回答。「現在がふさわしいかと思います」と答えた。
「『ワンダーウーマン』で60年代とか40年代に進むことは無いと思います。過去も(『1984』で)良い感じに扱われましたけど、今はもう先(の時代)に進む時だと思います。」
厳密に言えば、ワンダーウーマンはすでにその姿を見せている。2015〜2017年の地球で物語が展開される『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)『ジャスティス・リーグ』(2017)にて、ジャスティス・リーグの一員として活動するのだ。“現在がふさわしい”と語るガドットは“先に進む”ことを望んでいるということだから、『ワンダーウーマン』第3作は『ジャスティス・リーグ』以降のタイムラインとなり得るだろう。
ところで以前、第3作を率いるパティ・ジェンキンス監督は、企画について「はっきりした計画」があることや「物語がどのように終わるべきなのかは分かっています」と明かしていた。その一方で、初期構想に基づきながらも、コロナ禍に苦しむ実世界の様相を第3作に反映させることを2020年6月に示唆。それから約半年後の12月には「ストーリーを思いついた」「やる気に燃えるような『ワンダーウーマン3』の全体の物語をあみ出した」と、企画が前進していることをジェンキンス監督は報告している。自身の監督続投については「私が次を撮るとは思いません」というのが、現状であるようだ。
なお、第3作企画と同時に、シリーズに登場するアマゾン族のスピンオフ映画も進められている。これは2019年12月時点に発表されたもので、企画の存在と共に脚本作業が進んでいることが判明済みだ。メインシリーズを手がけてきたジェンキンス監督は製作総指揮としての参加となり、主演のガドットは出演しないと伝えられている。また、米ScreenRantが伝えたところによれば、本作は「ダイアナがアマゾン族の島セミッシラを去った後、『ワンダーウーマン』と『ワンダーウーマン 1984』の間で起こる紆余曲折」が描かれるという。正式な撮影開始時期については、2020年11月時点で未定とのことだ。
▼『ワンダーウーマン 1984』 の記事
Source: MTV News, Cinema Blend, Screenrant