トム・ヒドルストン、新作ドラマで疑惑の政治家演じる ─ ポスト・トゥルース時代の「真実」描く政治スリラー、Netflix製作

マーベル・シネマティック・ユニバースのロキ役で知られるトム・ヒドルストンが、Netflixドラマ「ホワイト・ストーク(原題:White Stork)」で主演を務めることがわかった。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。
「ホワイト・ストーク」は、2017年ごろから「Spadehead(原題)」として企画が伝えられていた政治スリラー(ポリティカル・スリラー)で、ポスト・トゥルース=事実よりも感情や心情が優先される時代に、“真実”をめぐるジレンマを描く物語だ。ヒドルストンが演じるのは、イギリス議会選挙に立候補した政治家ジェームズ・クーパー役。野心あふれるクーパーだったが、ひとりの女性アッシャー・ミランがその過去に眠る“不都合な秘密”を明らかにしたことから、政治家としてのキャリアと私生活の両面を脅かされていく……。
全10話構成のシリーズで脚本・製作総指揮を務めるのは、スパイ・スリラー「Deep State(原題)」などのクリス・ダンロップ。監督は「TABOO タブー」(2017)や『バニシング』のクリストファー・ニーホルムが務める。製作を担当するのは、Netflixドラマ「セックス・エデュケーション」(2019-)が好評を博している英Elevenだ。
ヒドルストンは現在、Disney+にて2021年米国配信予定のドラマ「ロキ(原題:Loki)」を撮影中。本作は、マーベル作品を除けば「ナイト・マネジャー」(2016)以来のドラマ出演となる。“ポスト・トゥルースの時代に真実のジレンマを描く”とされているあたり、一筋縄の失脚モノにはなりそうにない。ヒドルストンが演じるのは善良な政治家なのか、それとも?
Source: Deadline, Variety, The Hollywood Reporter