「ロキ」TVAのマスコット、ミス・ミニッツとは ─ 印象的なビジュアルと声、監督「今後の出番も楽しんで」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ロキ」の第1話『大いなる目的』には、魅力的な新キャラクターが次々に登場した。メビウス、ラヴォーナ・レンスレイヤー、ハンターB-15のほか、視聴者に大きなインパクトを与えたのがTVAのマスコット・キャラクターであるミス・ミニッツだ。
コミックでは80年代以来の歴史を持つTVAの顔、“神聖時系列”の管理を代表するキャラクターとあって、ミス・ミニッツは時計の形をしている。本作ではテーマパークのアトラクションよろしく、法廷に立たされる犯罪者たちに、TVAやタイムラインのありようを丁寧に教えてくれるのだ。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で示されたルールが、ミス・ミニッツによって再び明確化されることになる。
印象的なミス・ミニッツの声を担当しているのは、声優として「パワーパフガールズ」のバブルス役、DCアニメ「ティーン・タイタンズ」のレイブン役を演じたタラ・ストロング。ゲーム『メタルギアソリッド』シリーズなど多数のアニメ・ゲームなどに出演し、『もののけ姫』(1997)『千と千尋の神隠し』(2001)の英語吹替版にも参加したベテランだ(ちなみに「ロキ」吹替版では松浦裕美子がミス・ミニッツ役を担当)。
監督を務めるケイト・ヘロンは、もともとミス・ミニッツを、『ジュラシック・パーク』シリーズのミスター・DNAのごとく、TVAを紹介するキャラクターとして考えていたという。ただし彼女は今後、いわゆる“説明役”以上の役割を与えられることになりそうだ。米Screen Rantにて、ヘロン監督はこう述べている。
「TVAとは何なのか、この世界はどうなっていて、どんなルールがあるのか。(ミス・ミニッツには)その説明をしてもらうだけでも面白いと思っていました。けれど物語を組み立てていくにつれ、もっと登場させたいと思うようになりました。すごく楽しいキャラクターですから。」
ミス・ミニッツのデザインに役立てられたのは、フィリックス・ザ・キャットをはじめとするカートゥーンのキャラクター。その影響は、ミス・ミニッツによる“TVAと時系列の解説アニメーション”にもうかがうことができる。監督は「彼女を深めていくのはすごく楽しかったし、みなさんにも喜んでもらえればうれしいです。今後の出番も楽しんでください」とコメントした。
ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ロキ」は配信中。
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Source: Screen Rant