『ONE PIECE』なぜルフィは世界中で愛されるのか、実写版俳優が分析 ─ 「彼は自由人、僕たちはみな自由を望んでいる」

尾田栄一郎が手がける『ONE PIECE』といえば、世界で最も売れた日本の漫画だ。そんな同作で1番の人気を誇る主人公モンキー・D・ルフィは、世界で最も愛されるキャラクターのひとりと言えるだろう。
Netflixの実写版「ONE PIECE」でルフィ役を演じるのは、メキシコ出身の俳優イニャキ・ゴドイ。役作りのため原作&アニメを研究しただけあって、ルフィというキャラクターについて深く理解しているようだ。英GamesRadarのインタビューで「人々がルフィに惹かれるのはなぜですか?」と聞かれたゴドイは、自身の見解を次のように語っている。
「ルフィはとても優しい人だと思います。人々に対し、自分の夢を追いかけるよう勇気づけています。彼は誰かを変えようとはしません。ただ人生を楽しみたいだけで、誰かの自由を邪魔しない限り、人々がやりたいことは何でも尊重します。
ルフィは自由を奨励し、彼自身も自由人。それが人々を魅了するんだと思います。なぜなら僕たちは皆、自由を望んでいますから。自由は皆に必要なのです。それに彼は、本当に美しい笑顔を持っていますしね。」

また、ゴドイはルフィという大役を演じる上でのプレッシャーにも言及。「ひとりの男性(尾田栄一郎)の20年以上にわたる仕事に敬意を表する、という大きな責任がある」と述べ、次のように語った。
「尾田先生を尊重するだけでなく、アニメも尊重しなければいけません。田中真弓さん(ルフィの声優)はこのキャラクターを長い間演じてきたし、アニメもずっと続いています。ルフィや麦わらの一味、『ONE PIECE』の世界とともに育ってきた人たちがたくさんいるのです。だからそれを尊重したいし、敬意を払いたいと思っています。」
尾田栄一郎は実写版『ONE PIECE』に製作総指揮として参加し、本予告編の公開時には「この作品に一切の妥協はありません」とのレターを発表している。尾田の関与に加え、キャストの原作を尊重する姿勢、徹底的な役作りから、世界中のファンも満足のいく実写化が期待できそうだ。
『ONE PIECE』は、ゴール・D・ロジャーという伝説の海賊王が残した“ひとつなぎの大秘宝”を巡り、モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味が冒険へと繰り出す壮大な物語。実写版のキャストはゴドイ&スカイラーのほか、ロロノア・ゾロ役の新田真剣佑、ナミ役のエミリー・ラッド、ウソップ役のジェイコブ・ロメロ・ギブソンらが名を連ねる。クリエイターは、「HELIX -黒い遺伝子-」(2014‐2015)のスティーヴン・マエダ、「ルーク・ケイジ」(2016)のマット・オーウェンズ。
Netflixシリーズ「ONE PIECE」 は2023年8月31日(木)世界独占配信。
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Source: GamesRadar