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音楽映画『ワイルド・ローズ』冒頭シーン、プライマル・スクリームを主演女優ジェシー・バックリーが歌う

ワイルド・ローズ
© Three Chords Production Ltd/The British Film Institute 2018

世界のインディペンデント映画賞で作品賞・主演女優賞・音楽賞を席巻した話題の音楽映画『ワイルド・ローズ』が2020年6月26日(金)に公開される。このたび、物語の幕開けとなる冒頭シーンの映像が到着した。聴こえてくるのは、主演女優ジェシー・バックリーが歌う、プライマル・スクリーム『Country Girl』のカントリー・バージョンだ。

カリスマ的な歌声を持つシングルマザーのローズは、故郷のスコットランドからアメリカに渡り、歌⼿としての成功を夢みていた。だが不器⽤にしか⽣きられない彼女は、軽犯罪ゆえ刑務所に収監されていた。部屋の壁に”カントリー・ミュージックの聖地” ナッシュビルの地図を貼り、⾳楽を聴きながらローズは出所を待ちわびていたのだ。「これでカントリーを聞かずに済む」と⾔う看守や、「あんたが次のドリー・パートンだ!」とカントリーの第⼀⼈者の名を挙げて激励を送る仲間たちに別れを告げると、ローズはヘッドホンをしてバスに乗り込み、家族と暮らすグラスゴーを⽬指す。

『Country Girl』を生んだプライマル・スクリームはグラスゴー出身のバンドであり、「盗みをしたし罪も犯した この魂は汚れてる それでも⽣きていかなきゃ」という歌詞がローズの内面に重なる。プロデューサーのフェイ・ワードも、バックリーが歌う「Country Girl」』に「私たちをローズの世界へ正しく誘ってくれる。とてもローズらしい⽣々しさがあります」と賛辞を寄せた。

『ワイルド・ローズ』

ワイルド・ローズ
© Three Chords Production Ltd/The British Film Institute 2018

カリスマ的な歌声を持つシングルマザーのローズは、故郷のスコットランドからアメリカに渡り、歌⼿としての成功を夢みていた。だが不器⽤にしか⽣きられず、刑務所を出たばかりの彼女にとって、夢の舞台はあまりにも遠い。夢と家族の狭間で苦しみ、若くして才能のピークを迎える中で焦燥感に駆られるローズは、時に愛する⺟親や幼い2⼈の⼦供たちを傷つけてしまう。しかし、ひょんなことからローズに飛躍のチャンスが訪れるのだった。ささやかな幸福に包まれた暮らしか、スターの座を追い求めるか。葛藤の末に書き下ろした初めてのオリジナルソングとともに、魂のステージが幕を開ける。

主演を務め、劇中曲をすべて自ら歌いあげたのは、『ジュディ 虹の彼方に』で準主役を務めたジェシー・バックリー。ロバート・ダウニー・Jr.主演『ドクター・ドリトル』、ドラマ「チェルノブイリ」(2019)など話題作への出演が続く期待の女優だ。母親役は『リトル・ダンサー』(2000)でアカデミー助演女優賞候補となったジュリー・ウォルターズ、資産家スザンナ役は『ホテル・ルワンダ』(2004)『プーと大人になった僕』(2018)のソフィー・オコネドー。監督は『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』のトム・ハーパーが務めた。

映画『ワイルド・ローズ』は2020年6月26日(金)全国ロードショー。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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