『クリード』マイケル・B・ジョーダンの新作アクション映画に『ボーダーライン』脚本家テイラー・シェリダンが参加

『ブラックパンサー』(2018)や『クリード』シリーズで知られるマイケル・B・ジョーダンの主演映画『Without Remorse(原題)』に、『ボーダーライン』シリーズの脚本家テイラー・シェリダンが加わった。米Varietyによれば、シェリダンは脚本のリライトを担当するという。
シェリダンは、映画『最後の追跡』(2016)で第74回ゴールデングローブ賞(2017)最優秀脚本賞、第87回アカデミー賞(2017)脚本賞にノミネートされている。米パラマウント・ピクチャーズは長年にわたり『Without Remorse』の映画化を試みており、今回の企画ではマイケル・B・ジョーダンを主演とするシリーズ化を目指しているとされる。本作の製作にあたり、実力のあるシェリダンが起用されたことからは、同社にとって本作の重要度がいかに高いかということが伺える。
なお『Without Remorse(原題)』では『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』(2018)のステファノ・ソッリマが監督を務め、シェリダンとは本作で再タッグとなる。

『Without Remorse』の原作となるのは、小説『ジャック・ライアン』シリーズのトム・クランシーが1993年に発表した同名小説(邦訳版『容赦なく』)。CIAアナリストのジャック・ライアンをサポートしてきた元海軍特殊部隊員ジョン・クラークが、いかにしてCIA職員になったかを描く、いわばオリジン・ストーリーだ。
ジョン・クラークは小説『ジャック・ライアン』シリーズに『クレムリンの枢機卿』(1988)からサブキャラクターとして登場してきたが、『容赦なく』で初めて主人公となり、これまで計17作品に登場している。
なお、これまでジャック・ライアンを主人公とする作品は幾度となく製作されており、近年にはクリス・パイン主演の映画『エージェント:ライアン』(2014)、米Paramount TVがAmazonと共同製作したドラマ「トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン」(2018-)がある。『Without Remorse』でジョーダンが演じるジョン・クラークも、ハリソン・フォード主演の『今そこにある危機』(1994)でウィレム・デフォーが、ベン・アフレック主演の『トータル・フィアーズ』(2002)でリーヴ・シュレイバーが演じていた。
映画『Without Remorse(原題)』は2019年の撮影を目指して製作中。
Source :Variety