ウォン役俳優、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の予告編に「だから言っただろ」とご立腹

カリギュラ効果という言葉がある。ダメだと言われると、なぜか余計にやりたくなってしまう心理現象のことだ。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』予告編映像でのドクター・ストレンジは、まさにカリギュラ効果にかられている。スパイダーマンとしての正体が世間にバレて困っていたピーター・パーカーに「なかったことにできませんか」と頼まれ、禁断の呪文を唱えることにする場面だ。
ここでストレンジは、友人の魔術師ウォンに「あの呪文はダメだぞ、危険すぎる」としっかり釘を刺されている。それもウォンは、やんわりではなく、かなり真剣に訴えているのだが。
そこでストレンジ、ダメだと言われて余計にやりたくなってしまった。「わかってる、やらないよ」と、ダチョウ倶楽部ばりの前フリが成立してしまうことになる。ウォンの留守を狙ってストレンジは、ピーターと共にこの魔術に挑戦することとなるのだが……。

結果は……、どうやら失敗してしまった模様。時空が歪み、マルチバースにアクセスしてしまったことで、世界は大変なことになってしまうのだ。その後何が起こるかは、予告編映像の続きで示唆されている通りである。
これに激怒している人物がいる。ウォン役のベネディクト・ウォンだ。「だから言っただろ!!!!!」と、Twitterでカンカンである。
I Told You So!!!!! @SpiderManMovie https://t.co/CljVNam5Sh
— Benedict Wong (@wongrel) August 24, 2021
この予告編映像でウォンは、両手に旅行鞄を持ってどこかに出かけようとしている。仕事の出張か休暇の旅行かはわからないが、たぶん出先で世界の異変を知って仰天することになるだろう。ストレンジが時空を歪めたことで、帰ってきたら世界が一変してしまっている可能性もある。
もしかしたらストレンジは、ウォンの言う通りに、ピーターの頼みを断っておくべきだったのかもしれない。でもそうしたら、すがるあてのないピーターの心に闇が生じて、もっと邪悪な結果につながっていたかも……。いつか「ホワット・イフ…?」で描かれたりして。
とにかく、ウォンの言うことはちゃんと聞くべきだ。ウォンは2021年9月3日公開の『シャン・チー/テン・リングスの伝説』にも登場するようだが、こちらではどんなことを教えてくれるのだろうか。