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『ブラックパンサー』マイケル・B・ジョーダン出演、スパイク・リー監督の短編映画が公開 ─ 多様性とポジティブなメッセージ訴える

世界的ライフスタイル・ブランドであるCOACHが、『ブラックパンサー』(2018)や『クリード』シリーズのマイケル・B・ジョーダン出演、『ブラック・クランズマン』で第91回アカデミー賞脚色賞を受賞したスパイク・リー監督によるショートフィルム『Words Matter』を公開した。タイトルの意味は「言葉は大切」。そのストレートなテーマ性をしっかりと噛みしめてほしい。

1分30秒、せりふではなく映像と音楽のみで綴られる今回の作品は、荒涼とした景色をジョーダンがバイクで駆け抜けていく場面から始まる。バイクから降りたジョーダンは、砂の上に散らばった石に“Hatred(憎悪)”や“Evil(邪悪)”、“Bigotry(偏見)”、”Lies(嘘)”といった言葉が記されているのを見つけると、それらを遠くに投げ飛ばしていく。その代わりに、“Courage(勇気)”や“Truth(真実)”、“Love(愛)”、“Dream(夢)”といった言葉が刻まれた石を残し、再び走り去っていくのだ。ポジティブなメッセージ、そしてハリウッドにおいても近年よく語られる「インクルージョン(包括性)」の重要性をダイレクトに訴えかける作品に仕上がっている。

映画界の巨匠スパイク・リー、気鋭の俳優兼プロデューサーであるマイケル・B・ジョーダンは、本作で初めてのコラボレーションを実現。本編に登場する言葉は、二人が自らの信念を支える言葉を時間をかけて選び抜いたものだという。作品の公開に際して、COACHの公式Twitterではジョーダンによるメッセージ映像も公開されている。「口にする前に、発言することについて考えてください。あなたが思っている以上に、言葉は強いものです」

製作にあたって、マイケルは「伝説的なスパイク・リー監督とご一緒できたことは感動的な体験でした。監督の芸術は数十年にわたって文化の様相を変化させてきたものです。作品の力強いメッセージはもちろん、私と同じように、こうした物語を世界に広めることを重要視するブランドと仕事ができることを誇りに思います」とコメント。リー監督は「マイケル・B・ジョーダンとコーチ、各分野の巨星と一緒に仕事ができて光栄です。荒野での撮影は魔法のように素晴らしい一日でした。ぜひ楽しんでください」と述べた。

マイケルは今後、ブリー・ラーソン共演の法廷映画『Just Mercy(原題)』をはじめ、トム・クランシーの人気小説を映画化する『Without Remorse(原題)』、凄腕の殺し屋を演じるスリラー映画『The Silver Bear(原題)』、『ブラックパンサー』ライアン・クーグラー監督との再タッグとなる『Wrong Answer(原題)』が待機中。デンゼル・ワシントンが監督を務める実話映画『A Journal for Jordan(原題)』の出演交渉にも入っていることが報じられている。

スパイク・リー監督の最新作、映画『ブラック・クランズマン』は2019年3月22日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー

『ブラック・クランズマン』公式サイト:http://bkm-movie.jp/

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Source: PR Times

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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