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『ワンダーウーマン 1984』米国公開が延期に ─ 『イン・ザ・ハイツ』『弱虫スクービーの大冒険』も、新型コロナウイルスの影響で

ワンダーウーマン 1984
© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics

米ワーナー・ブラザースは、DCコミックス原作映画『ワンダーウーマン 1984』の米国公開日を、2020年6月5日から8月14日に延期することを発表した。本作は日本でも6月12日(金)公開と告知されており、影響が懸念される。

アメリカでは新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて、大手スタジオが映画の公開を見送る、進行中の企画を一時中断するなどの対応を講じてきた。3月20日の時点で、北米では約5,000の映画館が休業状態であり、もはや映画を封切りたくとも場所がない状況。通常時と比較して、興行収入の96%が消失した状態とも伝えられている

発表に際して、ワーナーのトビー・エメリック会長は「『ワンダーウーマン 1984』は当初からずっと、大スクリーンでお見せする意向の作品でした」と記し、「8月までに世界がより安全で健康な状態になっていることを願います」との声明を発表。また、主演のガル・ガドットは「この暗く恐ろしい状況で、明るい未来があることを期待しています。その時、映画の力を再び一緒に分かち合えるのです。みなさんの安全を願います。愛を込めて」とコメントした。また、監督のパティ・ジェンキンスは「我々は大スクリーンのために『ワンダーウーマン 1984』を製作しました。そして、私は映画の力を信じています」と記している

なおワーナーは『ワンダーウーマン 1984』のほか、人気ミュージカルを映画化する『イン・ザ・ハイツ』や、テレビアニメ「スクービー・ドゥー」の3Dアニメ映画版『弱虫スクービーの大冒険』、『アクアマン』(2018)ジェームズ・ワン監督による新作ホラー映画『Malignant(原題)』の米国公開を延期することも発表した。3作品の新たな公開日は発表されていない。

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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