「X-ファイル」コメディアニメで復活、調査に向かない二軍捜査官たちの物語

超常現象をテーマとした人気SFドラマ、「X-ファイル」がコメディアニメとなって甦る。米Fox局が、スピンオフとなるアニメシリーズ「X-ファイル:アルバカーキ(原題:X-Files: Albuquerque)」の企画を進めていることがわかった。米TV Line、Varietyなどが報じている。
超常現象やオカルト、UFOなど、説明のつかない超常現象をFBI捜査官のモルダー&スカリーが追う「X-ファイル」は、1993年~2001年にシーズン1~9が放送され、おなじみのテーマ曲とともに日本でもブームとなった人気シリーズ。映画版『X-ファイル ザ・ムービー』(1998)『X-ファイル: 真実を求めて』(2008)のほか、2016年・2018年にはシーズン10・11が放送されている。モルダー役をデイヴィッド・ドゥカヴニー、スカリー役をジリアン・アンダーソンが演じた。
報道によると、「X-ファイル:アルバカーキ」はモルダーとスカリーの物語ではなく、X-ファイルの調査には向かない捜査官たちを描くストーリー。変わり者で非常識、天然の彼らは、モルダーとスカリーも頭を悩ませる「X-ファイルの二軍チーム」なのだとか。
現在、Foxは企画の提案と脚本を受け取っている段階だと伝えられており、プロジェクトは初期段階にあるとみられる。製作総指揮には「X-ファイル」シリーズを生んだクリス・カーターと、メインシリーズのシーズン10・11などを手がけたゲイブ・ロッターが就任。パイロット版(第1話)の脚本は、Netflixアニメ「パラダイス警察」(2018-)のロッキー・ルッソ&ジェレミー・ソセンコが手がけ、二人は製作総指揮も兼任している。なお、現時点でドゥカヴニー&アンダーソンは関与していないという。