デッドプール新作映画『Xフォース』、変わらず企画進行中 ─ 『デッドプール3』に先がけて登場、シリーズ脚本家が明言

映画『デッドプール』シリーズの次回作になると目されている、デッドプール率いるヒーローチームの新作映画『Xフォース(仮題)』の企画が健在であることがわかった。『デッドプール』過去2作品を執筆した、脚本家のレット・リース&ポール・ワーニックが明かしている。
前作『デッドプール2』(2018)の劇場公開当時、主演・製作を務めるライアン・レイノルズは、シリーズの次回作が『デッドプール3』ではなく『Xフォース』であることを強調していた。しかし2019年に入ってから『Xフォース』の企画がお蔵入りになったとの噂が一部でささやかれ、先日はライアンが『デッドプール3』の製作に入っていると発言したことが伝えられたのである。
果たして『デッドプール』シリーズの次回作は『Xフォース』なのか、それとも『デッドプール3』なのか?
「『アイアンマン』『アベンジャーズ』モデルです」
キーパーソンであるレット&ポールの回答は明確だった。米ScreenRantによるインタビューで「二つの映画が同時に進んでいるのか、『Xフォース』が先なのか」と問われると、レットは代表して“次回作は『Xフォース』”との方針を改めて明言したのである。
「僕たちが作ってきた時系列に沿えば、『Xフォース』が次で、『デッドプール3』はそのあとです。ある意味、“アイアンマン1、アイアンマン2、アベンジャーズ、アイアンマン3”モデルなのだと言えますね。[中略]いずれ『デッドプール3』をやることになると思いますが、まだちょっと早すぎます。当分は『Xフォース』が第一ですから。」
既報の通り、『Xフォース』で脚本・監督を務めるのは『キャビン』(2011)や『オデッセイ』(2015)脚本のドリュー・ゴダード。これまで映画版『デッドプール』を形づくってきたレット&ポールは「関わっていない」ということだ。しかしポールによると、二人は今でもライアンとのやり取りを続けているそう。ひとまず最前線を退きながら、変わらずキーパーソンとして様子を見守っているとみるべきだろう。
「ライアンとはしょっちゅう連絡を取って、いつもメールや電話でアイデアをやり取りしています。だから(『デッドプール3』は)常に念頭に置いているんですよ。しかるべき時に実現させますが、次は『Xフォース』です。」
レット&ポールのコメントを総合すると、次回作は『Xフォース』になるとみてよさそうだ。先日、ライアンは『Xフォース』を指して『デッドプール3』と発言していた可能性もあるだろう。なぜならライアンのコメントは、映画版『デッドプール』シリーズが初めて劇場公開された中国のイベントにて発言されたものだからだ。観客にわかりやすく伝えるため、あえて『デッドプール3』というタイトルを使用したとも考えられる。
映画『Xフォース(仮題)』の撮影・公開時期は未定。企画の本格的な始動は、ウォルト・ディズニー・カンパニーと21世紀フォックスの事業統合が完了した後になるとみられる。なお、前作『デッドプール2』Blu-ray&DVDは発売中。
Source: SR