『X-MEN: ダーク・フェニックス』音楽は巨匠ハンス・ジマー!ヒーロー映画引退宣言から2年、ついに封印解除

20世紀フォックス製作、映画『X-MEN』シリーズの最新作『X-MEN: ダーク・フェニックス(原題:Dark Phoenix)』の音楽を巨匠ハンス・ジマーが手がけることが明らかになった。
2017年、『ダンケルク』『ブレードランナー 2049』『ドリーム』と話題作の音楽を次々に手がけ、その活躍ぶりで映画ファンの度肝を抜いた巨匠が、2年ぶりにヒーロー映画の世界へと帰ってくる。
ハンス・ジマー、ヒーロー映画引退宣言を撤回
このたび『X-MEN: ダーク・フェニックス』へのハンスの参加を明らかにしたのは、『X-MEN: フューチャー&パスト』(2014)以来クイックシルバー役を演じている俳優エヴァン・ピーターズだ。米MTVのポッドキャスト“Happy Sad Confused”にて、彼はサイモン・キンバーグ監督による製作現場を絶賛し、こう述べたのである。
「素晴らしい映画になると思います。ハンス・ジマーが音楽を作ってくれて……これ、言ってよかったのかわからないんですけど。」
クリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』3部作のほか、『マン・オブ・スティール』(2013)、『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)の音楽を手がけたハンスは、2016年『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』を最後に「スーパーヒーロー映画は正式に引退する」と明言していた。しかし2017年1月には、「誰かが最高のアイデアを持ってきてくれるまで」とも述べており、興味の持てる企画があれば復帰する可能性を示唆している。
「人生でバットマンのテーマを2つ作らなきゃいけない人間がどれだけいると思います? 休みが必要だったんですよ。きっぱりと“休みが必要だ”と言わなきゃいけなかったんです。」
この言葉通り、ハンスは『バットマン vs スーパーマン』に続くDC映画ユニバース作品『ワンダーウーマン』(2017)、『ジャスティス・リーグ』(2017)には一切関わっていない。
『X-MEN: ダーク・フェニックス』にハンスが参加するということは、少なくとも本作は、彼が引退宣言を撤回するほどの企画、納得できる作品だったのだろう。
これまで本作については、プロフェッサーX役のジェームズ・マカヴォイが「これまでで一番エモーショナルかつ、一番哀しい」と述べているほか、キーパーソンであるジーン・グレイ役のソフィー・ターナーは「私たちは革命を起こしているんです。スーパーヒーロー映画に、完全なる新ジャンルを作りたかったんですよ」と話してきた。その濃密なドラマが、巨匠の心を動かしたということなのか……?
さて、ハンス・ジマーは2年ぶりの“封印解除”となるヒーロー映画でどんな音楽を聴かせてくれるのだろう。久々のマーベル映画、そして初めての『X-MEN』とのコラボレーションにも期待が高まるばかりである。
映画『X-MEN: ダーク・フェニックス』は2018年11月2日に米国公開予定。
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20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
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Sources: http://collider.com/hans-zimmer-x-men-dark-phoenix-composer/
http://collider.com/hans-zimmer-retired-batman-v-superman/
https://batman-news.com/2017/01/07/hans-zimmer-superhero-retirement-end-heath-ledger/
https://www.stitcher.com/podcast/happy-sad-confused/e/53007419?autoplay=true