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『X-NEN』プロデューサーがMCUリブート版に「キャラクターを大切にして」

X-MEN:フューチャー&パスト
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マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で『X-MEN』の復活が待たれる中、旧20世紀FOX製作による『X-MEN』シリーズ7作に脚本・製作で携わったサイモン・キンバーグが、MCU版X-MENの誕生に先駆けて「ひとつアドバイス」している。

キンバーグは、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)に始まり、『X-MEN:ダーク・フェニックス』(2019)まで関わったベテランだ。まさにシリーズのエキスパートとも言えるキンバーグは、米/Filmのインタビューでマーベル・スタジオに向けて次のようなメッセージを発信した。

「ひとつアドバイスがあるとしたら、正直言って凄くありきたりなことですが、やはり『X-MEN』の強みはキャラクターだということです。キャラクターがコミックで描かれたように、それらの全てが映画にも求められるでしょう。素晴らしいストーリーテリングや最高のプロット、信じられないようなアクション・シークエンスがあるのと同じくらいにね。僕にとって『X-MEN』が他と一線を画しているのは、コミック史上で最も豊かなキャラクターの集合体だからです。」

『X-NEN』シリーズだけでなく、『デッドプール』シリーズ2作でも製作を担当したキンバーグは、『デッドプール』が第3作でMCUに合流し、しかもオリジナルシリーズのヒュー・ジャックマンがウルヴァリン役でカムバックすることから、20世紀FOX版のキャラクターたちの未来が気になっているに違いない。

さらにキンバーグは、「MCUは、格の高い才能や原作に対する純粋な愛といった、旧シリーズ同様の雰囲気を伝えることが出来るでしょうか?」との問いにも答えている。

「最高の俳優を獲得するためには、キャラクターが重要です。その俳優たちが、まったく新しい形でキャラクターに命を吹き込んでくれますからね。正直なところ、(MCU版を)見るのが待ちきれません。僕は本当にマーベル作品のファンだし、『X-MEN』の大大ファンでもあります。『スター・ウォーズ』の映画と同じぐらいに。大人になってからふたつのコミックを繰り返し読んで、他にも読んだけど、僕が崇拝しているのは『バットマン』と『X-MEN』なんです。」

MCUでは徐々に『X-MEN』やミュータントのキャラクターが導入されはじめており、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、FOX版『X-MEN』シリーズのパトリック・スチュワート演じるプロフェッサーX/チャールズ・エグゼビアが別バースのバージョンで登場。また、ドラマ「ミズ・マーベル」でもミュータントの存在が示唆され、下地固めが進んでいる。

Source:/Film

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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