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『ファンタスティック・ビースト』監督、魔法ワールドに戻るつもりナシ? ─ 『ハリー・ポッター』ドラマ版復帰を否定「もう去った感覚だから」

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密

『ハリー・ポッター』魔法ワールドの『ファンタスティック・ビースト』シリーズを手がけたデヴィッド・イェーツ監督は、やはり魔法ワールドに戻るつもりはないようだ。企画中のリブート版ドラマには関与できない意向を、米Comicbook.comに打ち明けている。

このドラマ版は米配信サービスのMaxのもと、キャストを一新するリブート版。映画版では割愛されていた原作要素も忠実に再現する。シリーズのプロデューサー、デヴィッド・ハイマンが続投。現在は規格の初期段階だ。脚本家ストライキは明けたばかりだが、9月時点で「まだ脚本家すら雇えていない状況」と伝えられていた

イェーツ監督は『ファンタビ』3作のほか、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 』(2007)『謎のプリンス』(2009)『死の秘宝 PART1 』(2010)『死の秘宝 PART2』(2011)も手がけ、魔法ワールドには欠かせない人物。しかしドラマ版復帰については「正直なところ、僕にはできません。関与できる筋がない」と完全否定した。

すでに心が離れてしまったようだ。「単純な話で、僕はあの学校、あの回廊、あの教室で長い時間を過ごしましたし、それは最高の経験で、僕の宝物です。しかし、またそこに戻って、1〜2年を過ごすとなると、僕としてはもう去った感覚ですから」と続けている。

直近ではクリス・エヴァンスとエミリー・ブラントの人間ドラマ『ペイン・ハスラー』で、久しぶりに魔法の登場しない映画を撮った。手応えを感じたようだ。「アトランタのサバンナでバンに乗ってドラマ作りに奮闘している方が、ホグワーツの神聖な門をくぐるよりも、もっと魅力的に感じられるんです」。

他方、リブート版には「上手くいってほしいと思います」とエールを贈っている。「また全てを描きなおすのは素晴らしいでしょうし、次世代に受け継ぐものになるといいです。関係者全員にとってチャレンジになると思いますが、とても楽しい事業ですし、上手くいくことを願っています。僕の時は素晴らしい経験ができたし、今回携わる別のフィルムメーカーたちにとってもそうでしょう。そして、次世代のフィルムメーカーのためになるものだと思います」。

どこか他人事のようで、魔法ワールドにあまり未練がない様子のコメントだ。ということは、長らくファンから製作が望まれていながら、予定が一向に聞こえてこない『ファンタビ』第4作にも復帰のつもりがないということかもしれない。イェーツは以前にも、魔法ワールドについて「しばらくの間離れてみよう」と距離を置きたい旨を明かしていた

Source:Comicbook.com

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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