世界で自分しかビートルズを知らない「もしも」描く映画『Yesterday』日本公開が決定

「もしも突然、世界から『ビートルズ』というバンドが消えてしまったら?そして唯一、自分だけがビートルズの存在を覚えているとしたら?」というユニークなアイデアを映画化させた『YESTERDAY(原題)』が、2019年10月に日本公開されることがわかった。配給は東宝東和。
“イエスタデイ(昨日)”まで、地球上の誰もがザ・ビートルズを知っていた。しかし今日、彼らの名曲を覚えているのは世界で一人、ジャックだけ。ジャックは突然、信じられない不思議な世界に身を置くこととなってしまった。
ジャックは、イギリスの小さな海辺の町に住む、悩めるシンガーソングライター。幼なじみで親友のエリーから献身的に支えられているもののまったく売れず、音楽で有名になりたいという夢に限界を感じていた。そんな時、世界規模で瞬間的な停電が起こり、彼は交通事故に遭う。昏睡状態から目を覚ますと、この世には史上最も有名なバンド、ザ・ビートルズが存在していなかったことになっていることに気づくが…。
監督はトレインスポッティング』シリーズや、『スラムドッグ・ミリオネア』(2008)でアカデミー賞8部門を受賞したダニー・ボイル監督。脚本を、『ラブ・アクチュアリー』(2003)や『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』(2013)で知られる“ラブストーリーの名手”リチャード・カーティス。
主人公ジャックを演じるのは新鋭ヒメーシュ・パテル。幼なじみのエリー役は『ベイビー・ドライバー』(2017)のリリー・ジェームズ、ジャックのエージェントとなるマンディ役はリブート版『ゴーストバスターズ』(2016)のケイト・マッキノンが演じる。さらに『ブレードランナー 2049』(2017)のアナ・デ・アルマスや、人気ミュージシャンのエド・シーランも登場する。
『YESTERDAY(原題)』は2019年10月公開。『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)ではクイーン再ブームが社会現象化したが、本作でビートルズ・ブームは再燃するか。