『ゾンビランド:ダブルタップ』マディソンのスピンオフにルーベン・フライシャー監督が興味示す ─「ずっと好きなキャラクター」

2022年2月18日に公開されたばかりの実写版『アンチャーテッド』をはじめ、『ヴェノム』(2018)などでメガホンをとったルーベン・フライシャーといえば、『ゾンビランド』(2009)にて一躍有名となった監督だ。このたびフライシャー監督が、『ゾンビランド:ダブルタップ』(2019)につづくシリーズ最新作に興味を示していることがわかった。
『ゾンビランド』はゾンビが蔓延した世界を舞台に、ルールに従い終末世界を生き抜こうとする生存者たちの姿を描いたゾンビコメディ。その続編『ゾンビランド:ダブルタップ』は、1作目から10年が経過した世界が舞台で、ゾンビたちはさらなる進化を遂げていた。コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)、タラハシー(ウディ・ハレルソン)、ウィチタ(エマ・ストーン)、リトルロック(アビゲイル・ブレスリン)の4人は、そのほか新たに発見された生存者らとともに、パワーアップしたゾンビたちと生き残りを懸けた死闘を繰り広げていく。
The Hollywood Reporterにてフライシャー監督は、シリーズの今後について、「『アンチャーテッド』の製作でとにかく忙しかったので、(『ゾンビランド』シリーズについて)考える時間はあまりありませんでした」と企画が活発的に動いているわけではないことを打ち明けている。その上で、「マディソンは今でもずっと好きな登場人物のひとりなので、ゾンビが登場する黙示録的世界で彼女がどんな活躍を見せてくれるのか楽しみです」と続けた。
マディソンはゾーイ・ドゥイッチが演じた役どころで、2作目で初登場した生存者だ。冷蔵庫の中で長年身を潜めて生き抜いていたセクシーでキュートなブロンドヘアのギャルで、『ゾンビランド:ダブルタップ』にてコロンバスとタラハシーに発見され、旅を共にすることになった。ゾンビ社会には可笑しいほど似つかわしくないような人物だが、そのくせ者ぶりに魅了された観客も多いだろう。
THE RIVERのインタビューにてフライシャー監督もまた、マディソンについて、「脚本の時点で既に面白いキャラクターでしたが、ゾーイ・ドゥイッチをキャスティングできて、もっと面白くなりましたね。ぶっ飛ばされるくらい笑えたんです」と絶賛していた。スピンオフ企画が正式に存在するわけではなさそうだが、実現した場合には、コメディとユーモア全開の一作になるだろう。
Source: The Hollywood Reporter